Maestro Diary
巨匠日記 May 23 2002

 

 お元気ですか。

日本から帰国して、頑張ってられますか。そちらの気候は今、どんなんですか?
私は退職して毎日ヒマでヒマで死にそうです。時間をつぶすことはこんなに大変であったとは知りませんでした。
5月の連休明けから中国に行ってきました。桂林地方を歩き回る「桂林ウォーク」と言うツアーです。桂林から50Kmほど離れた「陽朔」と言う所を毎日15〜18Km歩きました。「桂林の墨絵」の様なと言いますが「陽朔」はもっと激しい墨絵なのです。田圃のあぜ道や農家の庭先を歩いたり21名のパーティーは時には小雨の中を黙々と歩きました。外国を歩くのはこんなにステキな事とは思いませんでした。皆さん大満足でした。陽朔の後の歩きは桂林市から100Kmほど離れた山の上の少数民族「チワン族」の村を歩きに行きました。漢民族に追われて山の中に住んだのですが、ドンドン追われて1000m級の奥深い山の上に暮らすようになりました。その1000m級の山の上に棚田をつくったのです。日本にも棚田がありますが桁が違うのです。1000年前からつられた何千段もある棚田とともに今も暮らしているのです。バスを降りて4時間くらい段々の石段を登り集落に行くのですが、足がガタガタになりました。ものすごい棚田です。日本人では考えられない棚田の景色に全員が歓声をあげました。稲を一筋くらいしか植えられない細い田圃を何千段も耕しているのです。今は桂林地方は梅雨で田植えが最盛期でした。そのチワン族の農家で昼食にゼンマイ、ワラビなどと共にカエルも食べました。大きなカエルではなく小さな雨カエルです・・・10匹食べました・・・マァマァ美味しかった。本当に心に残るインパクトの強い旅でした。再び6月6日から「万里の長城ウォーク」に行きます、亡命事件があって心配していましたが、何とか解決したようなので一安心です。                 5/23
     

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桂林あぜ道にて。

桂林あぜ道行進。

桂林橋の上。

チワン族の女性と。
  

      

 

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