読みかけ、或いは読み終わった本 (2005年4月)


宮本輝:『天の夜曲』 流転の海第4部

ついに本屋で文庫本を見つけた。
いままで何度か誘惑に負けそうになって単行本を買いかけたら我慢した。

今回はゆっくりじっくり読んだが、それでもあっと言う間に終わってしまった。

続きを読めるのは後5年くらい先か?


ペンギンの憂鬱
アンドレイ・クルコフ


則として小説の類は文庫本しか買わないことにしているが、この『ペンギンの憂鬱』は本屋でタイトルを見た瞬間に
購入を決めた。そして一気には読まずにチビリチビリと冷凍ウオッカを啜る様にゆっくり、じっくり、と読んでいる。
寒い寒い真冬のキエフに居るような気になる。そんな凝った食事でなくても素朴で美味しそうな匂いがしてくる。
そしてついつい夜間に薬缶でお湯を沸かして濃くて苦い珈琲が飲みたくなってくる。
これを記している時点ではまだまだ半分くらい読み終えたところである。
読み終えるのが辛いと思う作品に出会うことはなかなか珍しい。

読んでいるのは勿論日本語翻訳版であるが、そんなに不味い訳でないことも付け加えておこう。


新潮社

ブログ『ペンギンの憂鬱』


アンドロイドの「脳」
人工知能ロボット“ルーシー”を誕生させるまでの簡単な20のステップ

スティーヴ・グランド著
高橋 則明訳


この本はあまり真剣に読まずにパラパラっと斜め読みしている。
あまり真剣に読むとわけのわからない熱情とやらで突っ走ってしまう恐れがあるからだ。