■Skopje■ Before the Rain 沈黙できないばあさん。

マケドニア共和国Republic of Macedonia Република Македонија
の首都スコピエ(マケドニア語: Скопје/Skopje)へ。

主な目的はオフリド(Ohrid)にあるオフリド湖畔にある聖ヨヴァン・カネオ教会 Church of St. John at Kaneo
を一目見たかったからである。

映画『ビフォア・ザ・レイン』(Before the Rain, Pred dozhdotで観たこの教会はとても美しかった、








スコピエに荷物を置いたままバスでオフリドへ。
 バスはコソボの近くを走り、山岳地帯を抜けていく。
正にバルカン半島巡り。
客引きのおじいさんに引っ張られるがまま民泊へ。
取り敢えず荷物を置いて湖へ。
なんとか日没前に教会を見ることが出来た。



翌朝の再アタック













前夜スーパーに入った時点で時間切れとなり麦酒の調達に失敗。
湖を見下ろす砦に行き、喉が渇いた頃麦酒解禁となった。
湖畔のカフェで冷蔵庫にグルグル巻かれた南京錠付の鎖を取ってもらい
缶ビールをもらう。
店番を孫に任せて爺さんたちはタバコを吸ったり珈琲を呑んだりしているが
誰も無口でゆったりとした時間の中に身を浸らせていた。
まだ少し肌寒かったが時折太陽が照ったりして外で麦酒を呑むには最高の空間だった。




そこに老夫婦がやってきて麦酒を呑みタバコを吸い始めた。
そこまでは良かった。
バァサンの方がベラベラっとどうでも良い話を始める。
延々とマシンガン様に話しかける。
話す、麦酒呑む、タバコ数、話す、というサイクルを繰り返す。
爺さんは適当に相槌を打つがバァさんはもっと突っ込む。
空気の読めないバァさん。
店主とその友人たちはさっと姿を消した。
このマシンガン婆ぁのせいでせっかくの時間と空間がぼろだらけになったので
店を出ることにした。





■マケドニア関連映画■

『ビフォア・ザ・レイン』(Before the Rain, Pred dozhdot)

本作品は3つのパートからなる。

「第1部 言葉」(Part 1. Words)では、修道院で沈黙の修行に励む若い修道僧キリルと、彼の元に逃げ込んできたアルバニア人の少女ザミラの交流が描かれる。

「第2部 顔」(Part 2. Faces)では、ロンドンの雑誌社に勤めるアンの物語が描かれる。
         彼女は夫ニックとの関係がうまくいかず、マケドニア出身の写真家アレキサンダーに魅かれていた。

「第3部 写真」(Part 3. Pictures)では、帰国したアレキサンダーとその後の物語が描かれる。
        故郷の村ではマケドニア人とアルバニア人が対立し、一触即発の状態になっていた。