【目次】
(1段階1時間目 98/9/13)  
(1段階2時間目 98/9/15)  
(1段階3時間目 98/9/20)
(1段階4・5時間目 98/9/21)
(1段階6・7時間目 98/9/23)
(1段階8・9時間目 98/9/26)
(1段階10・11時間目 98/9/27)
(1段階12時間目 98/9/30)
(1段階13時間目/2段階1時間目 98/10/04)
(2段階2時間目 98/10/10)
(2段階3・4時間目 98/10/11)
(2段階5・6時間目 98/10/17)
(2段階7・8時間目 98/10/18)
(2段階9時間目 98/10/24)
(終了検定 98/10/25)
(3段階1・2時間目 98/11/08)
(3段階3・4時間目 98/11/14)
(3段階5・6時間目 98/11/15)
(3段階7・8時間目 98/11/18)
(3段階9時間目・ 4段階1時間目98/11/21)
(4段階2時間目 98/11/22)
(4段階3時間目98/11/26)
(4段階4・5・6時間目98/11/28)
(4段階7時間目98/11/29)
(4段階8時間目98/12/5)
(卒業検定98/12/9)
(本免許取得/最終回98/12/14)


初出掲載誌:『七味八珍欧米版 Vol.20』 表紙 [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
                                                            [11] [12] [13] [14] [15]


煩悩教習所日記(1段階1時間目  98/9/13)
唐突ですが、教習所日記を連載します。
未公認か公認かで皆さんに様々な意見を頂きまして、あれこれ考えて「公認の教習所にします」と言うのが前回迄の経緯ですが、
先週の金曜日の業後に金\226,000-を払い込み今日(9/13)から教習通いとなりました。
もう何年ぶりかの教習所で(単車の中型限定を取ったのが確か20歳の時でしたから、かれこれ14年ぶり)、
最初に朝の9時から「適性検査と入所説明」を2時間受講。
まあ適性の方は、時々イライラして手に付かない事が「無い」とか、よく人に変人扱いされる事が「無い」とか、
誰とでも仲良く打ち解けて話せ「る」とか、事実と違う「良い子チャン」になって答えてました。
まあこんなテストで免許資格×にはならんでしょうが。
で、すぐに車に乗れるかと言えばそうでなく、休日は混んでまして、午後の5時から1時間だけ予約が漸く取れた次第。
教習1時間目は車の操作部の説明と3速迄使っての外周グルグル、及び右左のターンが課題。
乗って早々教官に「免許見せて」と言われ「大型二輪は何回で取りました?」
「限定解除試験で三回です」、「じゃあクラッチ操作はお手の物でしょう」てな会
話から始まりましたが、なんせ私は四輪なんか1m足りとも動かした事の無いもんで、
二輪と四輪じゃあクラッチの操作も手と足の違いがあり、結構違和感がありました。
どうもクラッチを踏んで繋いだ後に足をそのままフットレストに載せるのを忘れて半クラ状態にしている癖があるみたいで。
そこは何回も注意されました。
さてまあ発進はそれなりに出来るものの問題はその後、外周を廻り始めて最初はかなりフラフラで、
すぐに真っ直ぐ走れる様にはなったのですが、右カーブでどうもインにインに寄りすぎる様で、
「どうも右コーナーは苦手ですか?」と聞かれる始末。
センターを割ってしまっている様です。やはり車幅感覚がイマイチ掴めていない様で、四つ輪って難しいですな。
車の中では「単車の視線で走ってませんか?]
「ハイ、アウトインアウトです」
「そういった走り方はサーキットでして下さい」
「解りました」と言う会話が交わされてました。
コーナリングは授業の最後の方でやっとコツが掴めてきたのですが、
車の曲がり方って「突っ込んでおいて廻る」のでしょうか?
どうも目線だけでコーナーを追ってハンドルを切って行くと、どうしても切り込んでしまう様です。
誰か教えてチョンマゲ。
あとどうもシフトの感覚も掴めない。
N→1速に入れたつもりが3速だったりバックに入れたつもりがトップだったり、あの感覚はどう掴めばエエんでしょうか?
更にはスピード感覚も掴めない。本日の課題は3速迄を使っての外周走行でしたが、
20Km/Hしか出ていないのに結構出している感じがして(廻りの車がユックリ走っているし、
コース自体が狭いので、30km/Hも出せばすぐに曲がらんと拙いし、
なおかつ自分自身でまだコーナリング感覚が掴めていないのが現状なのでそう言う感覚がするのですが)
なかなか3速迄はたどり着けませんでした。
結局、本日の課題の中では左コーナー&3速走行は次回持ち越しで時間切れになりました。こんなんでエエんでしょうか?
因みに皆さんは教習所の実習初日は何処まで行きました?
本日の走行で以下の事が私の課題です。
・コーナリングの時のハンドル捌き
・車幅感覚を掴む
・クラッチミート後はすぐに足を離してフットレストに置く
・止まる時はブレーキが先、でクラッチを踏む
  (但しローで停止の時は逆、結構難しいんやこれが)
・アクセルを踏み込めない
  (コーナリングがまだまだ未熟だから、突っ込むのが恐い)
・シフトレバーの感覚(どこがロー?セコ?、感覚がさっぱり解らん)
9/15は1段階2時間目なんで、AT車に乗ります。
クラッチ操作は無いので、左右のコーナリング感覚を掴んできますわ。
---次回、9/15連載予定---
 
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煩悩教習所日記(1段階2時間目  98/9/15)
本日は第一段階2時間め、朝一番の8:05からの教習。
私の通っている教習所ではこの時間はAT車での教習と決まっていて、2時間目にして早くもAT車の安楽さ加減を知る事になる。
で早速、教官に挨拶して乗車。
まずは四輪独自の車両特性を学ぶ。所謂、内輪差、外輪差、車輌の長さ、車幅、そして死角等々。
教官は年配の人当たりの良さそうな教官で、色々と説明してくれるのであるが、残念ながら説明にはこちらの身が入らず。
と言うのも昨晩の帰りに飲みに行って深酒をして、今朝起きてから軽い二日酔い状態だったから。
それでも何とか、説明をフンフン聞いて、AT車の操作の説明に入る。
P、N、D、L1、L2、Rでしたっけ。
単車中心の私の知識では、最初はAT車なんてR、D、N位しか付いていない単なるゴーカートと思い込んでいたので、
結構シフト関係は複雑なんやな(どこが?)と、妙に関心してしまう、好奇心旺盛のオッサンであった。
じゃあ早速運転してみましょうと言う事で、運転席に座り、お約束のシート・ミラーの調整、
シートベルト装着。で発進と思った直後、
教官が渋い顔をして「〇〇さん、酒飲んできました?」と痛い質問。
「はあ、昨晩飲みました」
「何時まで」
「エー、十一時位ですかね」
「酒気帯びになりますよ、本来はそんな状態なら教習しないんですがねぇ」と一喝。
やはり、自制心皆無のオッサンがばれた。
なんとか謝り倒して教習続行。
精神的にはかなりショックだが(自分自身に対して情けなさが一杯、実はこの事をここに記載するのも抵抗があります)。
だがこの一喝で二日酔いが完全に吹っ飛んだのは幸い。
で、案の定、発進はアクセルムラ有り。
教官に「もっと踏み込んで下さい」としきりに言われる。解っているけど馴れてないんですよ。
漸く発進し1時間めの続きで外周を廻って右コーナー。ちょっと馴れた。順調に曲がる事が出来る。
(と気を許すと切れ込み過ぎるんですが)やはり「突っ込んで曲がる」のがコツみたい。
戻しはコーナー途中で逆に戻していく事やね。
で順調にスピードを上げて突っ込もうとすると「危ない!AT車はエンブレ効きませんから」と注意されてカックンブレーキ。
どうも車のブレーキの感覚がまだ掴めない。ちょっと減速のつもりが止まる寸前まで減速してしまったり、またその逆もしかり。
どれくらい踏めば良いのかは今後の課題。
あとブレーキングの後でアクセルオンがどうもタイミング良く出来ないみたい。
文章で表現するのは難しいですが、要は走行の繋がりが「滑らか」でない。そこまで自分で解っているのに、難しいんですね。
これが。
で残り時間も半分を切ってから車線変更(右折)、一旦停止、交差点左折、障害物(右車線変更、左車線変更)
をこなして後半は左コーナーばかりを走行。最初こそ早く左に切りすぎて縁石をこすりましたが(車幅感覚が掴めていない)、
2度3度廻るうちに、感覚は段々とは掴めてきている様ですが、右と違って左の方が当然車幅が広いんで、かなり大回りをしている様です。
初回で縁石を擦った経験が災いしているんでしょうか?
けど確かにコーナリングのコツは掴めてきている様です。要は曲がる時は「突っ込んでおいて曲げる」ですね。
車の中では教官と話す余裕も生まれましたが、教官曰く、
「単車の感覚は一切忘れて下さい。単車の感覚で乗り続ければ何時までも車は乗れません」とお叱りを受けました。
いくら二輪に14年間乗っていても、ここではあまり意味は無いです。
「二輪に乗っているから」と言う意見を多数頂いて、自分では自信が有りましたが、
二輪の経験は「公道上の実走行」において、単に「未経験」である事よりは多少有利であるだけで無いでしょうか?
当然、逆の意味も有りますが。
(四輪に乗っていて二輪免許を取ると言う意味では二輪の技術に四輪の走行感覚は通用しません)
話が脱線しましたが、本日の教習ではシフトに気を使わない分、課題であった「曲がる操作」には向上が有りました。
本日の走行で以下の事が私の課題です。
 ・左コーナでの膨らみの克服
 ・車幅感覚を掴む
 ・ブレーキング→アクセルオンの一連の操作。
   (もっとメリハリのある操作をせねばと思います)
次回は9/20。1段階3時間目なんで、いよいよクランク・S字とかでしょうかね。
 ---次回、9/20連載予定---
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煩悩教習所日記(1段階3時間目  98/9/20)
教習に行くたび遠し我が普免     煩悩
今日はこてんぱんにやられました。やっぱ才能が無いのか。
第一段階3時間め、朝9:05からの教習。
今日の教官は背中も曲がっているし、足もどことなくよたよた。何や初老の爺さんでした。で、この姿だけで楽勝と考えた私でしたが、、。
始まっていきなり「課題の4、5は終ったの?」(*4は速度の調節、*5は走行位置と進路)と聞かれ
「いややってません」と答えたのが運の尽き。
「もう3時間目だよ何やってたの?」と言われながら出発、クラッチを繋いだ所「ガクッ」と衝撃があって、
内心「しまった」と思ってももう遅い。「あれあれクラッチ操作も教えんとなぁ」
と言われてしまい、更に最初の右コーナーで送りハンドル(と言うらしいですが、、)をして「ハンドル捌きもかぁ」、
更には1→2の変速でレバーを上から「ワシ掴み」にしてしまい「チェンジもかぁ」となってしまった訳です。
で、誰も走っていないコースの真ん中に行って停車。
まずは「ハンドル捌き」から開始。ハンドルを右に回した時は、
T字型の一番下の棒(何と言うのか解りません)が一番上に来た時に右手は行き場を失いますから
一番上に来た棒の所に右手を当てるそうです。
確かにこれだとハンドルを戻す時はそのまま右手を右回りに下まで回すだけで元の位置まで戻せるので運転しやすいですが、
そんな事「最初から教えてくれ」と思います。
クラッチはほんの僅かに離し始めると確かに半クラになります。
が私はとにかく始めての四輪なので、
いくら単車に乗っているからと言って、
単車と違って手でなく足で操作するクラッチはどうやっても「上手い」繋がり方には成らないのです。
こればかりは練習ですが、なかなか足の感覚は掴めないのが本当です。
こればかりは、高々2時間しかも1時間はAT車でしたから、実質1時間で掴めと言う方が無理でしょう。
文句を言いたくなる気持ちも解りますが、「失敗しながら上達するのが人間ちゃうんかい」と思います。
で一番の厄介なのがやはりシフト操作で、ワシ掴みは拙いので、
手の平で変速する様に教えてもらいそれは確かにそうやと納得しましたが、
例えば1→2の変速は1→1アクション置いて→2だと教官は主張し、
「単車もそうやるでしょ」と言いますが、
シフトなんて1アクション置くだけでもその間、車は惰性で走る訳ですから、
1アクション置く事無く、1→2が正しいんとちゃうやろか?
まあこの辺りの事を復習して再度コースに挑んだ訳ですが、
クラッチを切る時にはアクセルを僅かに開けていて、シフトが「ガリガリ」鳴るし、
「ガックンクラッチ」だし、おまけに未だにシフトの入れ方がイマイチ解っていないので一瞬でシフト操作をする事ができず、
焦って2速に入れる筈が4速に入っていてオーバースピードでコーナーに突っ込みかけブレーキ掛けられるし、、、最低でした。
シフト操作の時は完全にアクセルオフ(足は遊ばせる)でやる訳ですよね、
車に乗っている皆さんは日頃シフト操作の時は、右足は何処に置いてます?完全にアクセル浮かしてますか?
一概に単車とは比べたくは無いですが私が単車に乗っている時は僅かにアクセルを戻す
(完全にアクセルオフにはしません)位でシフトしています、
それでもあんな「異音」がしたり、ギクシャクする事は無いですよ、どんな単車でも。
教官は「楽に、楽にして乗らなくちゃぁ、固すぎるんじゃない」と言いますが、
あそこまで糞味噌に言われりゃぁ誰でも上がりと思うんですが、、。
1時間の教習が終って帰りのバスに乗ると、汗がびっしょりでした。今日はホンマに「こてんぱん」でした。
今回は皆さんのアドバイスを実践は出来ませんでした。
4時間目は明日(9/21)、有休なので2時間乗ります。
---次回、9/21連載予定---
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煩悩教習所日記(1段階4・5時間目  98/9/21)
 
今日の天気は曇りのち雨、たまに晴れ間あり。
教習の内容は始め雨、後たまに晴れ間有り。
昨日の一件の後、車に乗るのが恐いと言うか、憂鬱と言うか、
ホンマに私は車に乗るのに向いていないんじゃあと思ってみたりで、
本屋で「運転免許の短期合格法」と言った本を買ってきて読んだりで夜を過ごしました。
今日も教習前は固くなるなと肝に銘じても、緊張のしっぱなしで、、、。
教習開始は14:05。
1時間目の教官はこれまた難しそうな顔をした白髪の教官。
で例の4・5の課題を繰り返す事になったのだが、走り始めて最初の1→2のシフトアップでまたまた「ガックン」。
教官曰く「まだまだだね」の一言。で、例によって人のいない所まで走って停車。「あのねぇ、あなたのシフトはアクセル、クラッチが
バラバラ。あとシフトまで同時にやろうと焦るから失敗するの」と最初からとんでもない場面になる。
心中はもう免許なんかどうでも良いと言う気持ちまで芽生える始末。
しかし、このこわもての教官が教えてくれたのが、一連の動作をパーツ、パーツに分けて段階的にやる方法。
例えばクラッチを踏む時はアクセルを離す。このパーツはこれだけを停車した車の中でそればかり繰り返す。で、次はシフト。
アクセル戻す。
同時にクラッチ切る。の操作の後、初めてシフトに手をやる。これも停車した車の中で嫌というほど繰り返す。
これが意外に効果的で、クラッチ、アクセル、シフトを同時にやろうとして全てが頭の中でこんがらがっていたのが、この時初めて解りました。
それでも再度走り始めてからも、
最初はもたつき、急発進、シフトミスを繰り返しその度に「違う、違う!!」と教官に怒られてましたが、何周かするうちにコツが掴めました。
要は発進時はアクセル僅かに踏む。
クラッチを当てる感じで、そのまま徐々にアクセル踏み込む。そのまま走り始めてすぐに、クラッチ切る(すばやく)、アクセルは完全オフ。
おもむろにシフトレバーを1→2にいれる。クラッチを徐々に離す。アクセル同時にオン。
単車で日頃、無意識にやっている事ですが、車のシフト&アクセルワークは足なのでここまで時間が掛かりました。やっぱり難しいです。
で、1時間目の最後の頃に漸く3速まで入れる事が出来ました。まだまだ右回りですが。ここで1時間目は終了。
教官に「練習次第で馴れるから頑張ってください」と言われて終わり。
2時間目は15:05から。
教官はやややさしい面持ちの教官で、教習手帳を見て「シフトチェンジが課題なんだね」と言うや否や走り出し、
「私の足を見ててね」とワザワザユックリと一連の操作をして見せてくれた。
で、運転交代して1周目。発進、すかさず1→2へシフトアップ。
ぐるりと周回して、再度メインスタンド前ストレートへ、で2→3へシフトアップ。これを3〜4周繰り返す。
かなりコツが解りだした頃「じゃあ3から2への減速チェンジもやろう」と言う事になり、
再度3速まで加速してブレーキ、3→2速へシフトダウン。
最初はやや減速がしきれていなく「ガリガリ」と言うものの教官は「もうちょっと減速してクラッチ繋いでね」と極めて穏やか。
なんだか車に乗るのが楽しい。で左回りもする事になって、コース中央部で右折。
ここでも「クラッチだけで車は動くから、半クラで持っていって」と教官は言うだけ。
左内回りに移って、再度2→3のシフトアップ、3→2のシフトダウンを繰り返す。
大分解ったとはいえ今度は3→2のシフトダウンで、3→4にしてしまう事も数回。
「やっぱりまだ3速から2速へのシフトの感覚が掴めてないねぇ」と言われるも、談笑しながら走る余裕も生まれました。
で2時間目はあっと言う間に終了。最後の1周でやはり3→2で失敗したのが原因で4・5の課題は次回まで持ち越しになりました。
けど、今日は終った後も、もっともっと乗っていたい気がしました。
ここで感覚を掴めば後は楽勝やと思います。
さらに2時間目の教官曰く
「車はクラッチで動かすものだから、クラッチ感覚は覚えておいて下さいね」と言われた事で車の走らせ方が何となく解った様な気がします。
それにしても教官の態度一つで、こちらの緊張が左右されるのはどういう事でしょうか?
特に2時間目の教官は「放任」的なやり方でしたが、私にとってはあの教官のやり方の方が変に緊張せずに、エエと思います。
あれこれ怒られ、干渉されながらやるよりも、
基本だけ教えてくれれば、後は同じ事を繰り返し練習する方が教習生には練習になる、と言う事も解りました。
最後に、第一段階は本来ならあと2時間で終りですが、恐らく補習を追加される事になるでしょうな。
まあ「免許が取れればエエ」と考えなアキマセンわ。
 9/23は1段階6・7時間目。
 早く次の課題に移りたいところです。 
 
 ---次回、9/23連載予定---
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 煩悩教習所日記(1段階6・7時間目  98/9/23)
車の運転は面白く成ってきました。しかし上達はなかなか。
一昨日の2時間目の教習で、結構運転に自信が湧いてきて、ついこの前迄、
車に乗るのも嫌だったのに、今日は早く教習の時間が来ないかと思うようにまで成ってきました。
ホンマ人間の心理なんて現金なもんやね。
1時間目の教習開始は8:05。
当たったのが、これまたごっつい恐い顔をした教官。
私は内心「警官上がりだなこの人」と勝手に判断する。
で、教習原簿を見て「こんだけ乗ってまだ4・5かぁ」と一言。
もう何を言われてもへっちゃらに成ってきているんで、「はあ」とだけ返事をするも、「車両の感覚が解ってないんだな」と言う事で、
改めて左右の死角、前方の死角、内輪差の距離を質問されるが、本来は2時間目に教えて貰った筈なのだが、
なんせ2時間目は例の二日酔いの時だったので記憶が非常
に曖昧。適当に答えたら「全然覚えてないなぁ」ともろしかめっ面をされる。
(しまった怒らせてもた、、、)で改めて左3m弱、右約1m、前方5m、内輪差1mと教わる。
で左の車輪は運転席から見てボンネットの真ん中辺にある、と教えられ、内心「そうだった」と納得。恐れ入ります、ホンマ。
で早速一昨日のコースを復習。内回り左コーナーはやはり、左の車幅感覚がいまいち掴めていないのか、1〜2回縁石に乗り上げるも、
最後には馴れてきて乗り上げなくはなった。
が、どうも直線で3→2に減速時のタイミングがずれていて、シフトチェンジしてすぐに左コーナーが迫る為、
(ブレーキングが遅いんだな)ハンドリングを非常に焦って突っ込んでいる事が判明。
教官に「ほらね、もっと手前で減速しないからそうなる!」と注意される事しきり。
それ以外にも「教えられるのでなく自分で覚えなさい」とか「教習所に金使うのは良いけど、勿体無いでしょっ。
時間時間を大切に使わなきゃぁ」とか色々言われてこっちはただ只管「はい、はい」の繰り返し(運転中は静かにしてくれ頼むから)。
でも何回か廻っているとまぁまぁエエ感じで廻れる様になり、
教習時間が終って最後には教官に「まあ細かく言えば悪い所があるんだけど」と言われながらも、
4・5の課題は6時間目で漸く終える事になった。

続く2時間目は9:05から。
相棒は色の黒い痩せ気味、神経質そうな教官。
でこの回から6・7・8の課題をこなす事になる。因みに6は時機を捉えた発進、加速。
7は目標に合わせた停止。8はカーブや曲がりかたの通行。今回から限定解除の時のような発着点からの発進となる。
コースは発着点から発進、2速チェンジ。
徐行しながら本線合流、メインスタンド前ストレートで3速加速、2速減速、右回り、右回り、3速前進、30Km指定速度、
2速減速、左回り、左回り、右車線変更、右折、信号交差点左折、一旦停止、左折、2速シフト、左回り、3速加速、2速減速、
左回り、左回り、左折、見通しの悪い交差点(信号無)、一旦停止、右折、メインスタンド前ストレート半に出て、右回り、右回り、3速前進、30Km指定速度、2速減速、発着点に戻ると言う内容。
ポイントは右折時、一旦停止左折時の半クラッチ、断続クラッチ。まあ車の操作自体は馴れてきたので回れるのだが、
断続クラッチがどうも早くクラッチを繋げすぎる様で、「速い、速いもっとユックリ」「何故そんなに急ぐのぉ、駄目だよ」の連発!!。

内心「そんなん言ってもこっちは初めてなんや!」と言いたい所をぐっと抑えて黙々とコースを周回。
やはり小さなコーナー(交差点や右左折)は言われるように速すぎる様な気がする。
「本当に二輪乗ってるの?」
「スクーターじゃ無いよねぇ」とか言われながら(何言うてんねん、喧嘩売ってんかアァ〜)と思いながら、路肩に乗り上げる事2〜3回。
一旦停止無視1回(思い切りブレーキを踏まれる)。ただエンストはゼロ回。当たり前やけどね。あっという間に1時間を終了。
最後に「もっと慎重に運転する事。それと前後左右の確認が成っていない」と指摘され結局、次回も復習項目6〜8を練習する羽目になった。
本日(9/23)の課題。
・ブレーキングのタイミングが掴めない。
  強く踏むとそのまま止まる。止まるのが恐くて軽く踏むと「減速が出来ていない!」となる。
車のブレーキングのコツを誰か教えて、、、。
・断続クラッチ、半クラッチがイマイチ解っていない。
  要は半クラは発進時。断続クラッチは極低速時のクラッチ操作ですよね。半クラはアクセル一定、
クラッチ繋ぎ気味。断続クラッチはアクセル一定、クラッチ切る離す繰り返しですよね。
  頭では解っていてもイマイチ良く出来ない。
  この使い方上手い人いますか?
 これで1段階の最低クリア時間、7時間の駒を全て使い果たしてしまいました。次回からは所謂、補習ちゅう奴やね。
これで最低料金での卒業は無しになりました。(当たり前やけど) あと、3→2のシフトダウンはスムーズに出来る様になりました。
(ごく「たま」に3→4をやってしまいますが)
次回は9/26に2時間乗る予定。
---次回、9/26連載予定---
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煩悩教習所日記(1段階8・9時間目  98/9/26)
最近、小さな車が気になります。免許取得の暁にはやっぱり買ってしまうのでしょうか。
けど、何時になったら取得できるのか?随分と乗り始めの緊張もほぐれてきたのですがね。
本日の教習開始は9:05。
配車券を見てゲゲッ!!教習車番号62番。と言う事は、3時間目で糞味噌言われた爺ぃの教官やんけ。
、車に乗って教習開始。
相手は覚えてるのかどうなのか、「6・7のコースは解りますね」「ハイ」で出発。
今回は家でコースを思い出しながらイメージトレーニングをしてきたので教官に何といわれようが、
この課題は1時間で終らせるつもりだったのだが。コースに入る手前で指示器忘れ、
「駄目駄目、指示器出さなきゃ危ないねぇ〜」と注意されリズムが早くも狂い始める。
直線3速加速から2速減速で、ブレーキングが十分でなくガックン減速。「あなたの車に乗った人はすぐ酔っちゃうねぇこれじゃ」と教官、
嫌味タップリ。
それでも何とか外周を一周して右折。
信号交差点へ。
一旦赤信号で停止して、ここからが最大の難所、左折徐行交差点。
で進入時、左に寄せすぎたのと、ハンドルを早く切りすぎたみたいで、半クラは良いのだが、路肩をガリッっと摺り寄せてしまう。
「だから、ねぇ左に寄りすぎてるのよ」とまたまた嫌味たっぷりの注意。
解ってるよ、んな事。
で、もう一回外周に出る一旦停止左折でも、今度は右に膨らみすぎて再注意。
さらには徐行左折でもクラッチを早く離しすぎ、「徐行速度になってないよ」、
挙げ句に左に2回転程回したハンドルを戻すのが遅くなり蛇行「遅いんだよね、戻しが」とまた注意。
もう何度言われても何とも思いません。まあこんな調子で何回かコースを廻ったが、結局納得の行く走りはまだまだで、
この時間は課題卒業は出来ず。
続く2時間目は10:05から。
恐らく私と同い歳か、それ以下位の若い教官。
乗車して最初に「まず免許証を見せてください」。免許を見せると「二輪は今も乗っておられますか?」と質問。
「デカイのも、小さいのも乗っています」、で「何処が自分で悪いと思いますか?」
「シフトのタイミング、徐行左折時のハンドルの戻しです」と言う具合に話が続く。
かなり紳士的な教官で緊張は解れる。この教官によればハンドルの戻しは最大でも2回転半位回しているので、
左折直後には2回転半戻すのを意識的に回し始める。あとシフトは無理に考えなくて単車と一緒のタイミングですると良い、と教わる。
で一回コースを廻って運転交代。

教官によっては発進時は「徐行徐行」を五月蝿く言うが、この教官は「流れに乗る気でアクセル踏んで下さい、
向かってくる車が無ければそのまま出て下さい」と言われそのまま3速まですんなり加速。
ただ、右左折の手前の短い直線では殆どアイドリングに近い状態で走るので
「直線はスムースにメリハリある運転を心がけてください」と極めて冷静に注意される。
で難関の右折信号交差点、一旦停止、左折のコースに入る。
「左に寄りすぎても駄目ですよ、右折時以外は心持ち左寄りで良いです」と教えられる
(教官によってなんでこんなに違うの教える内容が)、一回だけハンドルを早く切りすぎて縁石を擦ったものの、
その後は左も極低速で廻る事が出来るようになった。
コースの最後で、発着点に左際寄せをするのだが、ここだけはやはり馴れず、「
もっと寄せるつもりで、あと停止のポールはあまり意識せずに!!」と教えられる。
終始和やかな教習であったが、最後の最後にハンドブレーキをやり忘れ、
「何か手順を忘れてませんか?」と言われたのに何を忘れているのか気付かず「
ハンドブレーキ!!」と初めて強い口調で怒られてしまった。(堪忍!堪忍!)
けど結局6・7の課題はこれにて終了。
「次回は9・10の課題に進んで下さい、あと直線はもっとメリハリ付けてください。お疲れ様でした」と言われて終了。
因みに9:坂道発進、10:後進の課題です。
本日の課題。(自分自身で思う事)
・右折時に道路の中央に寄る感覚が掴めていない。
  教官によれば「アクセルペダルが中央線に乗るような感覚」と言うの
  だが、寄りすぎて居るようでちょっと恐い。
・左際寄せと、目標にバンパーを合わせての停止。
  左際寄せは前と左サイドミラーを見ながら寄せています。(ホンマは
  あかんのですが)ポールにバンパーを合わせての停止はかなり前方
  に止まってしまう癖があり、それを意識すると逆に焦ってカックンブレ
  ーキになる事も有り。
誰か際寄せと目標停止のコツを知っていたら教えてくださいな。
 次回は9/27に早朝から2時間乗る予定。
 ---次回、9/27連載予定---
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煩悩教習所日記(1段階10・11時間目  98/9/27)
 
上達して来たのが自分でも良く解ります。
車に乗る前の異常な緊張感(体ガチガチ)も漸く無くなって来て、平常心でのれる迄にはなりました。
本日の教習開始は早朝8:05。
朝6:00起きなので眠い眠い。で天候も朝から雨、初めて雨天の教習となった。
教官は同年代位かちょっと年上(どう見ても30代)の教官。
いつもは単車の教習に出ているのかメーカーの帽子を被って登場。
教習開始後すぐに免許の確認、「いまも単車は乗ってますか?」(いつも聞かれるな)、
「ハイ」
「クラッチ付きですか?」
「ハイ」との毎度お馴染みの始まり。
本日は坂道走行、坂道発進、後進が課題。まずは後進のコース迄走って、ここで後進のアドバイス。
「左に曲がる時は左にハンドルを切る。右は逆です」と一般的な事を聞いていざ後進。
最初は半クラが甘く、徐行速度にならず注意されるも、半クラを意識して左右後方確認ですんなり後進。
時々左右のミラーを確認、その次に所謂幅寄せの前段階なのだろう直後進、左後進、寄せて直後進を行うが、
ハンドルをどれだけ廻せばどれだけ左、右に廻るのかがあまり解らず、「ハンドル戻して戻して」と注意される。
それでも解らずその後、ハンドル捌きの練習を数回やらされる。
あとブレーキを掛ける時に未だにカックンブレーキなのを指摘され、
「ブレーキはこれくらい(10Km)の速度ならペダルに足を載せるだけで自然に止まるのを待つ事」とも注意を受ける。
後進の練習はこれで終わり、その後坂道に移る。
一旦坂道通過をして1速、2速でも余裕で登れる旨を確認して、運転交代。
事前に何回か本でイメージをしたので、坂道途中でブレーキ、クラッチ切る、サイドブレーキ掛けるの一連の動作はOK。
でアクセルオンで半クラから出るのもスムーズに出るのだが、
クラッチを早く離しすぎる旨を指摘され「クラッチは半クラ状態をずっと守って、前進する迄は足を動かさない」と指摘される。
一応、この練習時間は順調に終わり、次はコースを走りながらに成るのだが、
坂道通過後の左折が加速付きすぎでビビってしまい、ブレーキ掛け持って早めにハンドルを切って左折した所、左を擦ってしまう。
次の周回で今度は心持ち大回りに廻ると、今度は右に膨らみすぎる。ここまで来て右左折で失敗したくないので、多少緊張するも、
次の周回から上手く廻れる様になり、逆からの進入もOK。
ただ、前方優先道路に出る時、いつもの癖で一旦停止をすると「減点になる」そうで、
結構、自分が公道でやっている事が所内走りでは通用しない事を痛感。1時間目はこれで時間オーバー。
最後に教官から「坂道発進の時、サイドブレーキは掛けてから発進まで、
持ったままの発進を心がけてください」とだけ注意を受けた以外は、何も指摘されず終了。

2時間目は9:05から。
教官は40代位の常総学院木内監督風。
言葉のイントネーションから栃木か茨城の出身と判断する。
いつもの様な免許の確認、単車に今も乗っているかの確認を受けた後、この時間はクランク、S字と言う事で、
まずはクランクで脱輪した所からの後進脱出の方法の練習。でここで大問題、まずはクランク左回りで路肩に乗った時は、
ハンドルそのままで戻るのだが、どうしても右に切って後進してしまう。
そうなると当然クランク内ラビリンス状態で脱出なんか不可能になる。
木内監督も「それじゃぁ駄目だよぉ」
「ハンドルはそのまま固定して、曲がる前の状態まで戻さなきゃぁ」と言う事になる
次にクランク内で曲がりきれず右前方をぶつけた時、ハンドルは右に二回転廻してちょと後進、
その後ハンドル左に四回転廻して前進なのだが、今ハンドルが何回転廻してどう向いているのか意識して無い為、
あんまり良く飲み込めない。これは今後の課題。
けどクランク内、S字内で要は突っ込まなければエエ訳で、残り時間は右折進入のクランク、S字の練習となる。
単車の免許を取る時はクランク、S字で苦労したのかどうか、あまり良く憶えてないのだが、車の場合は結構簡単、
要は入り口で左、もしくは右(次の曲がりと反対側)にピタリと車を付け、半クラで進みハンドル2回転廻して曲がりって、
すかさずハンドル戻して逆に曲がってと言った具合。
S字で一回だけ左側を擦った以外は自分でも満足できる走行でした。
2時間目はこれで終了。
最後に「クランク内脱出時のハンドルの動きだけはちゃんと憶えてね、
次は左折クランク、S字に移ります」と木内監督にハンコを貰って終了。
結構今日は「乗れてきている」のが実感できて満足でした。
本日の課題
・ハンドル捌き
  直角コーナ(クランク含む)はハンドルを二回転廻すのと言うのは解
  る。けどクランクとかで左右にグルグル何回も廻すと、今車輪がどちら
  を向いているの か全く解らない。今、車に乗っている人に聞きたい、
  自分で解りますか?
次回は9/30に19:05から1時間乗る予定。
課題は左折からのクランク、S字です。見極めも真近か。
 ---次回、9/30連載予定---
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煩悩教習所日記(1段階12時間目  98/9/30)
本日で1段階も12時間目、そろそろ1段階も卒業せなアキマへン。
車の運転は面白く、緊張感もあまり無くなっては来ていますが、
課題走行、特に左折からの課題走行はまだまだ難しいのが現実です。
本日の教習は晩19:05開始。
初めての仕事帰りの教習で、グループの皆から「ハンコ押してもらえよ」と変な励ましを受けながら退社してきた。
で、教官は9時間目に同乗した、極めて冷静に教えてくれる良い印象の教官。「本日は左折からのクランク・S字をやります。
馴れてきたら右折も絡めてやりましょう」と言う事でコースに出る。
まずはクランク、信号交差点、左折、S字、左折、左折、最初のクランクに入る。と言うコースをグルグル廻る。
最初のクランクの出口で運転交代。右左を確認して左折、ちょと膨らむ。まだまだ最徐行左折は馴れていない。
信号待ちから交差点通過、指示器出して左に寄って左折、S字に入るがここで最初の失敗。左側に寄りすぎて縁石に乗り上げてしまう。
「どうしてこうなるのでしょう」と言われ、
「さぁ、寄りすぎとハンドル操作が遅いのでしょうか?」
「その通りですね、解っていたらきちんとやって下さい」と怒る訳でもなく極めて平然と注意される。
で、この前は右折からだったとは言えクランク・S字は難なくクリ出来たのに、
どう言う訳か今日は半クラの調子も悪いし、イマイチコースが難しい気がする。
どうも暗く、雨が降っているのが見えにくくしているのも原因ではなかろうか?

で、3〜4回このコースを繰り返して、そのうち左折最徐行でも縁石乗り上げ、
優先道路への左折時の中央線迄の膨らみも無くなっては来たのだが、
気を緩めるとクランク途中で半クラからクラッチ開放にしてしまい、車速が押さえ切れないと言うミスが出る。
参った。
漸く、左折からのクランク・S字を終え、右折を絡めてのクランク・S字に入るのだが、
直線から普通の左カーブでもハンドルのふらつきが自分で解るし、
障害物を避けながらの走行でも直線で「もっとスムーズに、直進ですからスピード上げて」と言われる始末。
この前の時もこの教官に「メリハリ」を言われたのだが、まだまだ箱庭の中の直線ではノロノロ走る癖があるみたい。
自分でも思い切りの良さが出ていないのが解り、ただ只管「申し訳無いです」の連発。
やはりコースが見にくいながらも、左折クランク・S字。右折・クランク・S字をこなして行くも、
残り時間も少なくなってからS字の出口で、また一回、縁石乗り上げをやらかしてしまうし、
最後の最後の右折で指示器出し忘れも一回。更には一旦停止の後、セカンドで発進なんて事もやってしまう。
内心「今日は駄目かもな」と思
ったのだが、教習終了前教官に「今日はどうしましょうか?」と聞かれ「先日は上手くこなせたのですが」とやんわり訴える。
「疲れているし、雨で夜なので走り辛いですか?」と言われ、思わず「ハイそのようです」と思わず情に訴えてしまった。
で、教習時間が終わり教官に「今日は信じて、とりあえずOKにします。ただ後で困らない様にして下さい。
あと指示器、メリハリは確実に運転して下さいお疲れ様でした」と言われ、「ハイ解りました、気を付けます。
申し訳有りませんでした。」と只管、頭を下げ続けた。
でもハンコはちゃんと貰いました。勤めながらの免許取得の難しさを痛感した一日でした。
あと、優先道路に出る時はやはり一旦停止で無く、「最徐行での進入」でした。学科が無いとは言え、なんか情け無いですなぁ。
本日の課題(自分で気付いた事)
・左折時は極最徐行、半クラで廻る。
・クランクS字の進入時は、ハンドル二回持ち替えで直角に廻る様に心がける。特に左折時は要注意。
・指示器は意識的に出す。早すぎる方が遅いよりは良い。
・直線は悩まず「加速」あるのみ。(3速迄)
・ブレーキは足首のスナップを効かせて踏む。
次回は「1段階の総合運転」になります。10/4に1時間おきに2時間予約しようと考えています。
---次回、10/4連載予定---
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煩悩教習所日記(1段階13時間目/2段階1時間目  98/10/04)
努力の甲斐在って?無事2段階目に入りました。
本日の教習は9:05から。
配車券を見て、「ありゃこりゃ恐い顔のオッサンやなぁ」と直感。皆さん憶えているかどうか解りませんが、
6時間目に同乗した、「ゴツイ恐い顔」の教官でした。で早速教習開始となり、
教官一言「じゃあ今日は1段階の総合運転をやります」と言う事になる。所謂見きわめと言う奴やね。
コースは発着点からメインスタンド前ストレートを通るいつもの外周を約一周した後、右折クランク、
出口左折、交差点通過、左折S字、出口左折してストレート内周、障害物回避、左折S字、出口右折、交差点通過、
右折クランク、出口左折、内周半廻り、左折、踏切通過、坂道一旦停止、坂道発進、右折、発着点戻る。と言う内容。
一回コース説明の為、助手席で見てから、運転交代。
1周目、最初の左折S字で右前部を縁石乗上げ「やってもた」。
けど今日はそれ程、怒られる事も無く(どうしてだか未だに謎)、「入口でハンドルのタイミングが遅かったね」と言われる。
バックして入り直し、次の左折クランクでもクランク内で右僅かに縁石乗上げ。「ハンドル切るのが早すぎたね」と再度注意を受ける。
こうなると「もうどうにでもなれ」で、開き直り。1周目が終って発着点に一度戻って再度挑戦。
2周目は1周目に比べ乗れて来て、左折S字、左折クランクも難なくクリア。坂道踏切も難なくこなし、
最後の発着点で幅寄せが足りないと言う事は在ったが、まずまずの出来。3周目もS字、クランク難なくクリア。クランク内で多少左
前方をポールギリギリで通過して「コース一杯使わなくて良いよ」と言われるも、だったが。
で、最初のコースを4周程してから若干コースを変更するも、無事どの課題もこなせる様になって、
最後には車内で「勤めながら免許取るのも大変でしょう」「そうですね大変ですね」なんて言葉も交わす位までになる。
終了後「1段階はこれで終わり、1段階があくまで基本ですからこの感じを忘れないように、
それともうちょっとクラッチ操作をスムーズにして」と言われながらも1段階見きわめ終了のハンコを頂戴する。
2段階のはじめは通行位置、障害物、標識標示に従った通行、信号に従った通行、交差点直進をやります。
(1段階とどこが違うのだろうか、私には解りません)
で、問題の2段階1時間目は1時間置いた11:05から。
女性の社会進出は目覚しく、この教習所にも四輪、二輪のそれぞれに一人ずつ女性教官がいます。
今日の2時間目はその女性教官に当たったのですが、、、、。
教官は24〜26位の太目のお姉ちゃん。最初は優しいかと思ったのですが、
教習開始してすぐにスクーターが3台並べて有る場所がありそこ迄移動してそれぞれのスクータは車からどう見えて、
スクータから車はどう見えるのかを教わるのですが、「自分が車で走って居たとして考えて」と言われ、
「車の左斜め前に有るスクータが走っていた場合どうしますか?」と聞かれて思わず
「徐行します」と答えたのが運の尽き。「時速40Kmの道でも徐行するの?」
「エー、1m位の間隔を取って右から抜きます」
「なぜ抜くのぉ」と揚げ足取りの連続。
そんなに矢継ぎ早に言われると考えられるものも考えられへんがな。
正解は「スクータが良く見える位置まで減速する」なのだそうですが、そんな奴おれへんやろ〜普通。
なんか「右から抜く」と言った言葉がこの教官にとってイマイマしかったらしく、「いつもそんな走り方してるのですか?」
「そんな考えで今まで良く四輪に引っかけられて死ななかったねぇ」
「いつも違反しながら走っているのかな」等と言われれば腹立ちますよね。
一応私も単車歴14年(限定解除8年)で、自損以外は殆ど無事故ですからね。(違反も最近していません)
それでも耐えに耐えてクランク、S字、交差点等々を走ったのですが、
S字の出口でも右折で「どちらに寄るの」と聞かれ「右折なら右です」と答えたために延々説教されました。
(正解は左です。S字は単車が右から抜こうとしてきませんから、だそうです)
ここ迄、ケチョンケチョンに貶されれば、誰だって嫌になります。
その上未だに車のアクセルワークに一抹の不安があるので、
下り坂の発進でちょっと「吹かし」た所思いっきり急発進に成ってブレーキ掛けられてまたケチョンケチョン。
教習時間の終わりに「1段階で当然習っている事を2段階では言わせないように」とまで言われました。
学科からやり直しているのであれば、当然教官の質問にも即座に答えられたのでしょうが、
今まで「現実の交通事情」の中で単車で「護身運転」をやっている人間には、「
教本」にどの様に書いてあったかなんて、普通思い出せませんがな。
まあ今後の2段階で、あの女教官と、爺ぃの教官には二度と当たりたくないと言うのが実感ですわ。
次回の予定は未定です。
 ---次回、10/9以降の連載になる予定---




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煩悩教習所日記(2段階2時間目  98/10/10)
今日は朝から抜けるような秋の青空で、いつもなら体育の日は単車に乗って何処か放浪に出かけているのですが、、、、
本日の教習は早朝8:05から。
配車券を見て憂鬱になる。なんとあの1段階3、8時間目に糞味噌言われた爺ぃの教官=忘れもしないその名も○山〇司やんけ。
車に乗ってすぐに「今日は恐い事からやるよ」と〇司爺さんのたまう。説明を聞いて「ははぁ、成る程」と思う。
要は「急制動」と「オーバースピードコーナリング」をやると言うのだ。
まずは〇司爺さんが見本でコース一周後、運転交代。
で、「私が止まれと言たら制動開始」と言われ、内回り左コーナを廻った所から急加速、
「止まれ」と言われてブレーキを思い切り踏むものの、エンストしそうになりクラッチも踏んだところ早速、説教開始。
「どうしてクラッチ踏むのぉ!!」「エンストしそうでしたから」、
「人が飛び出して来た時はエンストなんか関係ないでしょ!」
「私の言う通りにしなさい」とウルサイ、ウルサイ。
確かに人が飛び出して来た時には、エンストなんか関係ないだろうけど、〇司爺さんがやった時にはちゃんとクラッチ踏んでたやんけ。
(エンストしなかったもん)やっぱ今日はついてないや。
結局、急制動を2回、オーバースピードでのコーナリングを2回やってこの課題は終了。
その後はいつもの発着点からの、通常の走行練習に入るものの、
加速をあまりせずに3速に入れると、叱られ、それで勘が狂いすっかり萎縮してしまって、
左のコーナを廻った所でハンドルの戻しが遅れ蛇行運転になりまた嫌味を言われと良い事無し。
コースは単純に今までの繰り返しで、見通しの悪い信号の無い交差点通過や、信号交差点の右左折。
坂道発進、S字、クランク、障害物回避、踏切通過等の一般的な事の繰り返しなんやが、
徐行で進む見通しの悪い交差点では2速半クラ走行で安定しないので1速に落とせば「何故落とした」と叱られ、
2回ばかし走ったコースを3回目に間違えると何を言われるか解らないので、
先手を打ったつもりで「この先で左折でしたよね」と聞けば、
揚げ足を取られ「まだ憶えてないのぉ、いい加減ちゃんと憶えてよぉ」と嫌味の連続。
結局3回目にコースを間違えた所で時間切れになり本日の教習は終了。最後に「コースはきちんと憶える事。
右左折の指示器を出すタイミングが遅いね。」と注意されるも、交差点の右左折や、見通しの悪い交差点の通過等々の、
2段階の課題の殆どを消化。後やっていない課題は「駐車の方法」(縦列駐車)を残すのみとなった。
(何だかんだ言いながら爺さん自らハンコを押して課題終了のチェックを台帳に残した)
怒られっぱなしの今日の教習で、自分自身で「ええ加減こりゃぁ劣等生の部類やなぁ」と言う感を強くしましたが、
それにしても教官に依ってその日の出来不出来が異なるのもおかしなモノです。
教習所の教官は、何回言っても完璧に出来ない生徒に1時間しか無い練習時間の中で、
あれもこれも言いたいのは解りますが、だからと言って、「道」を聞いただけで頭ごなしに怒ったりするのは納得行きまへんわ。
まあこれも通っている間だけの事やと思わなアカンのかもしれまへんが、、、
次回は明日午前中、1時間目久し振りにAT車、2時間目は無線車に乗ります。
 ---次回、10/11連載予定---


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煩悩教習所日記(2段階3・4時間目  98/10/11)
今日は変則的に午前中を教習の時間に充てる事となる。
早朝8時台の教習を1時間終えた後、朝飯を食って2時間置いて11時台の教習を受けると言った内容。
で教習開始は8:05。
1時間目は久方ぶりのAT車、昨日「運転教本」とやらで予習をしたのだが、
要はオートマ車独特のアクセルベタ踏み時のシフトダウンによる加速と、急発進の危険性についてが教習内容なんだな。
いつも教官がどんな人間だか配車券を見る時はドキドキもんなのだが、今日は全く初めての教官。
で現れたのが学校の社会の先生みたいな小柄な大人しそうな教官。
始まって早速、「今日はシフトダウン加速と急発進の課題をやるのですが、
シフトダウン加速はコースが短いので実際にはやりません」と言う事になり、
実際は教官が運転して直線加速、おもむろにモードをD→L1にしてエンジン回転が上がり加速するのをコースを2周して確認するにとどまる。
次は運転交代をして急発進の課題を20cm位の段差に乗り上げてブレーキ、
バックで下りてブレーキと言った具合に都合2回やっただけで、課題は終了。
で残った時間は次の時間(無線教習)のコースを延々繰り返し走る事となる。
今日の教官は全く怒らなく、そんでもって何も言わない人で、運転も大して面白くないAT車で延々静かにコースを走って終了。
「次は無線教習なので(見張り台みたいな鉄塔の立っている所を指差して)あそこの下で集合です」と教えられてこの課題終了。
2時間置いて11:05に本日2時間目の開始。
本日2時間目は無線車なので、教官は誰でも良いのだが、一応配車券の教官名を見ておっとびっくり、そんでまずはひと安心。
教官が1時間目の同じやったから。集合場所に集合して、もう一人の教習生と大人しい教官に一通りの注意を受け出発。
コースは敷地中程にある無線教習車の出発点から、発進、見通しの悪い交差点を直進、一旦停止して右折、
メインスタンド前ストレートに出て時計廻りに外周路を一周。再びメインストレートに戻ってきた所で、右折信号交差点
、また右折、見通しの悪い交差点を徐行で通過、一旦停止して今度は外周路を反時計廻り、障害物回避、
再びメインストレートに戻って来て最後は左折して元に戻ると言うコース。
コースとしては非常に単純でクランクもS字も無いので拍子抜けなんやけど、
一人で乗るのって結構緊張するもので、一周目には間違えて信号交差点に右折で入るつもりが、
信号の無い見通しの悪い交差点に入ってしまった。無線では何も怒られなかったけど。
で延々コースを走り続けて、いい加減疲れて来た所で、「時間なので終りましょう」と無線で言われて出発点に戻る。
「どうでしたか」と教官に聞かれ、もう一人の教習生と「緊張しますね」と答えた所、
「まあ最初だけです、自分で乗るようになればすぐ馴れますよ。お疲れ様でした」と言われてお終い。
いつもと違い、今日は何ともまあ平和な教習でした。
でも四輪って、一人で運転するのはヒマなもんですなぁ。
限定解除の時なんか、出発点に戻ってと言われる僅か数分間忍者750に乗れるだけでウキウキしたものですが、、、。
 ---次回、10/17連載予定---


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煩悩教習所日記(2段階5・6時間目  98/10/17)
 第二段階も順調にここ迄来ました。
 残った課題は、縦列駐車と幅寄せだけでこれが一番難しいのかも知れませんね。けどもっと初歩的な落とし穴が、、、、。
 本日の教習開始は13:05から。
 初めて午後の2時間連続教習となる、1時間目は無線の2時間目で雨の中、無線の出発点に来たのは私を含めて
、高校生風の餓鬼と若い大学生風の3人。初めて当たった年寄りの教官が現われ、
雨除けのテントの下で軽く注意事項を聞いてから無線1号車に乗車、出発。
 本日の無線2コースは発着点出発、見通しの悪い交差点直進、一旦停止後メインスタンド前ストレートに右折しながら入る
、ほぼ一周時計廻りに廻ってから右折、右左クランク、左折して信号交差点を直進、
左折からS字に 入り左折で出てメインスタンド前ストレートを反時計廻りにぐるっと3/4周廻って踏切通過、坂道進入、一旦停止後坂道発進、左折して内廻りコースをほぼ1周して戻ってくると言う何の事は無いコース。
 で、最初は順調に廻っていたが、雨で視界が悪いのと、ほぼ1週間振りの四輪乗車はやはり勘が狂っている所が有って、
左コーナーを廻った所でハンドルが落ち着かない、所謂「ふらつき」が出る。
 クランク、S字も緊張感無しに出来るのだが、左折からの進入では左の車幅感覚がやはりイマイチ掴めていないのが自分でも良く分かり
、(左に何センチ隙間が有るのかがイマイチあんまり解ってない、只管、勘が頼り)いつも縁石に乗り上げないかと、冷や冷やしっぱなし。
 そんな事だから、3周目だったか4周目だったか、一しきり廻って慣れて来た所で、
S字から左折して優先道路に入る所で縁石乗り上げ、、、、、、。
 ここ迄来て、こんな初歩的なミスは本来起こしてはあかんので、
一人しかいない車の中で「やってもたがな、ヘタクソやんけホンマ、かなわんなぁ」と一人でブツブツわめく。
(もしかして教官はこの独り言聞いてるんやろか?)そうこうするうちに次の周回のクランクの途中で時間切れになり、
戻る指示が出て、最後の周回はコース半ばでこの時間は終了。教官には何の注意も受けずハンコを貰い、無線の課題は全て終了。
 一度、詰所に戻り2時間目の配車券を受取って、しばし憂鬱。
 またまた「65号車、大山〇司」やんけ、教官が、、、、。
 で、本日2時間目の教習開始は14:05から〇司爺さんに「幅寄せ」と「縦列駐車」を教わる事になる。
始まって直ぐ、〇司爺さんに教習台帳を見せた所、爺さんらしくなく「大分乗れるねぇ」と言った様な気がした。
 「ハイ、お蔭様で」と愛想を振り撒いた所、爺さん一瞬ニヤニヤしながら、
「(雨だから)大分ぬれるねぇと言ったの」と返してきやがった。そのまま私の勘違いにしとけば、
「爺さんもなかなかエエ所有るやん」と思えるのに、この爺い「ホンマ曲者やでぇ」。
でコース内の、駐車場の様なスペース迄行って、まずは「幅寄せ」。
一通り爺ぃに要領を教わってから運転交代。
まずは左から右に幅寄せをする。半クラで歩くのとほぼ同じ速度で発進と同時に右に一杯ハンドルを切る。
車がほぼ45度斜めに成った所で今度は左一杯にハンドルを切り直し、
車がほぼ正面を向いた所で今度はハンドルを二廻しして車体の向きを整え、おもむろにバックギアに入れて後進。
この繰り返しを左、右と各2回やって、この課題は終了。
いくら〇司爺さんだからと言って、こんな簡単な課題では文句は言えまい。
で今度はコースを移って、左後方への「縦列駐車」の課題に移る。
まずは爺さんが見本を見せるかと思いきや、爺さんが車から降りて、爺さんの指示を受けながらの課題となる。
で、縦列のコツは一旦、駐車させる所を過ぎて数メートル行って、ハンドルそのままで後退。
車の左後部窓の三角窓(車の種類はクラウンのタクシー用)にコースを取り囲んでいる最後端のポールが来たら左に一杯ハンドルを切る。
次に右の窓から車の右後端を見て、右後端が(駐車位置の後ろの車と見立てた)
ポールの一番右のポールに一直線に並んだ所で、ハンドル二廻しして真っ直ぐに後進、で、
後部右ドアのドアノブから自分の方に手前5センチ位の所と後ろの左端のポール
(所謂、後ろの車と見立てた幅の一番左端のポール)の延長線が合った所で、
今度は右一杯にハンドルを切って、左ボンネット前部を注意しながら後進して、
四角い車一台分のスペースの中にスッポリと(右ミラーがハミ出さない様に)収めて駐車出来れば成功。
(文章では上手く言えません、こればかりは)
で結果は1回目大成功。2回目ちょっと車は右に斜めに向いたが大体成功。
3回目は車を真っ直ぐに後進させると言う2番目の手順をすっかりド忘れして思い切り右に一杯ハンドルを切ってしまい失敗。
4回目は2番目の手順から3番目の手順に移る時に、後部右ドアのドアノブ手前10センチ位迄
、左端のポールの延長線を引き寄せてしまい、最後の後進をした所、車の後ろがポールに触れてしまい失敗。ここでこの時間は時間切れとなる。
今日は爺ぃにあんまりキツイ事も言われず、(失敗の時は嫌味を言われたと思うが、あんまり記憶には残っていません)終了。
爺ぃも「まあ良いだろう」とハンコを押してくれました。正直言って、縦列駐車は思ったよりは簡単でした。
結果としては以上の結果でも解る通り、勝率5割ですが、、、。
左縦列駐車は今日でほぼ終了。明日の課題は左右後進で垂直に駐車すると言う課題(正確には何というのか解りません)に移ります。
---次回、10/18連載予定---



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煩悩教習所日記(2段階7・8時間目  98/10/18)
で本日は2段階の最終段階、後進による方向転換と2段階の見極めを行いました。
本日1時間目の教習は10:05から。
配車券を見ると今まで当った事の無い教官名で、やはりどんな人間なのかが気になります。
で教習開始して早々やって来たのが、ホンマ漁師のオッサンみたいな教官でして、「
おはようございます」と声を掛けると「よう」だってさ。
嫌な予感が一瞬よぎる、で後進方向転換のコース迄行って、
まずはどうやるかを教わる。
ここの教習所ではどういう訳か右後進のよる方向転換しか無いみたいで、
教官の指示に従えば右後部のドアノブが車を入れる縁石の角から、
ソフトボールからサッカーボール位の大きさの間にまで接近させて曲がれば大体スペースに駐車できるらしい。
で、教官一人が車に乗ってやって見せるのだが、台風の余波で風が非常にきついので、教官の言っている話が良く聞き取れ無く
、何度も聞き返す羽目になる。で運転交代して自分で運転。
1回目はハンドルを右に切りながらドアノブを縁石に近づけて行くも、ソフトボールどころか、たらい程の近づきかたに成って失敗。
どうにか駐車スペースに入れるも左側のスペースが近づきすぎて左への脱出が不可。
いやなかなか難しいもんだ。一遍コースに出て、再度違う駐車スペースでやってみるものの、
やはりあんまり上手く行かない。上手く縁石の部分はクリア出来ても車をスペースに半分位突っ込んでから
、一瞬ハンドルを2回転左に戻して平行に後進しながら持っていくのが上手く行かずどうしても斜めに駐車したりとなる。
教官には「速すぎるんだよ」と言われるのだが、人間が後ろ見ながら足で半クラを上手く使い分ける方が難しいやろ普通は。
で何回かやって、この時間も終了。
一応後進方向転換も、自分自身ではイマイチやとは思ったが、
大きな失敗は無かったためか「この次の時間は見極めになるから」と言われてハンコを貰い終了。
で詰所に戻って2時間目の配車券を見て「しまった」。また○山〇司やんけ。
私って本当にこの爺ぃに縁があるのね。
2時間目は所謂見極め。
〇司爺さん曰く「この時間は見極めだから私は一切口出しできない、言われた通りのコースを通る事」と言われて発着点から出発。
で発進してメインスタンド前ストレートから1周周回して右折、クランク、ここは完璧。で左折して信号交差点直進してS字。
ここも完璧にこなしたのだが、ここからが問題。
どこをどう通過したのか解らないのだが、まずは後進方向転換で斜めに駐車しかも左側に詰めすぎて失敗、
1時間目にやったばかりの課題をこなせなかったのが、精神的に災いしたのか、その直後の坂道迄はまだ上手く行っていたが、
その後の縦列でまたも斜めに停車して失敗。
しかも縦列の時は左指示器を出して後方を窓を開けてからしなければ成らないらしいのだが、
それもどうも怠っていた様で「試験だと減点だよ、大体昨日私が教えた所だよね」と言われる始末。
こうなれば完璧に調子を崩し、2回目の坂道では半クラ状態を作り出せず後退してしまう事3回。
ましてや台風一過の秋とは思えない暑さの中で走るものだから汗だらだら、
汗を拭きながらやっていたら
「あなたが窓を開かけながら走るものだから空調も掛けられないよ暑いのに」なんて嫌味を言われれば、もうなす術も無い。
結局、本日の見極めはクリア出来ず失敗。
爺さんには「確認と指示器を出すタイミング、後は駐車もしっかりやらないと、修了検定には受からないよ、
くれぐれもその辺を注意して」と言われてもう1時間、見極めをやる事になった。
本日の課題。
・縦列駐車を甘く見すぎていたのかもしれないが、どうやれば上手く行くのか。
  コツは有るのか、それともコツなんか無くてただ単に勘だけでやるのか?
 解らん。
・後進からの方向転換も同様。教官曰く「勘だよ勘」と言うけれど、勘ならば何回乗っても掴めんやんけ普通。
鈍臭そうなオバハンでも仮免受かってると言うのは勘だけで受かったとは思えんのやけど、、。
  皆さんの時はどうでしたか?
---次回、10/24連載予定---

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悩教習所日記(2段階9時間目  98/10/24)
やりました。やっと2段階終了しました。ぎりぎり情けの終了見きわめでしたけど、、、、、
兎に角、見きわめが終れば、後は仮免制覇すればこっちのものでんがな。
本日の教習時間は10:05から。
行きの電車の中で、今日の教官は「恐い顔のオッサン辺り来そうやな」、とぼんやり考えておったのです。
一段階の見きわめもそうやったから。
で、配車券を見てやっぱり「恐い顔のオッサン」。予想的中やんけ。
早速、「何処まで進んでるの」「二段階みきわめです」と言った会話で教習が始まる。
「コースは私が教えるから、早速走ろう」となり、発着点から走行開始。
走り出して早々に「サイドブレーキ掛けたまま」と指摘され一旦停止。
いつもこれやってまうんやな。
最初はいつもの外周、メインスタンド前ストレートで2速のままで走っていたら「シフトアップすべき所でしないと減点になる」と指摘される。ほぼグルっと一周してから右車線変更、ここでも「もうちょっと指示器は早めにな」と指摘。
右折クランクに入り出口を左折、信号交差点直進して左折S字。ここ迄は完璧。出口右折で外周に一旦出てすぐに坂道発進へ。
ここで坂道進入時に半クラで入ってしまい「半クラじゃぁ駄目駄目」とまた指摘。
一旦停止、ハンドブレーキ引いて、2000回転迄アクセルを開け、半クラ、で発進。
1回目の坂道は無事通過。
「踏切を越えると右折ね」と言われ、
踏切通過直後に指示器点灯するも「踏切から交差点まで30メートル無いよねぇ、
だったらもうちょと前から指示器出さなきゃ試験では減点だ」と指摘。
その後はまたもや外周、S字を抜け、信号交差点から後進方向転換へ向かう。
後進方向転換は、先週の練習ではあんまり自信が無かったが、やってみると完璧。
その後は障害物を越えたり、坂道に再度進入、ここで失敗。
半クラ状態を作り出す前にサイドブレーキを引いてフットブレーキを離すとズルズルと後進してしまう。
ブレーキを踏んで再度、サイドブレーキを引くものの「おいおいしっかりしてくれよ」と言われる始末。
更に半クラからの発進ではサイドを強く引きすぎたのか、今度はなかなか開放出来ない、
「クソッ」とかもしかしたら独り言を言ったかも知れません。
坂道を下りて直ぐに右折、ここでも指示器が遅い。
更に坂道からの発進後は直ぐに右に大きく廻るので1→2速がギクシャクしてしまい
「もうちょっと操作が円滑に出来ないものかなぁ」と指摘される。その後は直ぐに縦列駐車に移る。
縦列駐車は最初の直後進は上手く行った。
最後のポールが左三角窓に来た所で左一杯にハンドル据えきり、
で今度は右窓から車の右後ろがポイントに斜めに来た所を見計らってハンドル右に二回戻し、
この時どうしても車が前に「ちょこっと」出てしまい、逆にアクセルを煽ったら右後輪のポイントを行き過ぎてしまった。
ここから右一杯にハンドル据えきりで入れようとしたら「ガクン」と軽い衝撃。
「乗り上げたんでしょうか?」
「その様だね」と言われやり直し。
二回目は上手く行ったものの、「ここでの乗り上げは試験中止になるから要注意だよ」と指摘。
その後発着点に戻るが、発着点でも今度は幅寄せが離れすぎていて「もうちょっと寄せれないかなぁ」と指摘。
再度コースに戻り、一応クランクとか後進方向転換とかまた一通り走る。
後進方向転換は完璧に出来るしクランクも半クラの状態が良ければ完璧、S字もOK、
坂道はハンドブレーキの効きがイマイチの時は発進もたつき、酷ければズルズル後進もありうる。けどまあええ調子で走って時間切れ。
最後の最後に停止時の一連の操作、ハンドブレーキ引く、
ギア一旦ニュートラル、エンジン切る、クラッチ離す、ブレーキ離すでも「もう一点忘れてるよ」と指摘され
「はぁ?」「ギアはバックに入れる、検定ではそこまで見てるから注意ね」と言われ
「そうだったか」と納得。
ここ迄は書かなかったけど、今日の教官は昨日「飲みすぎた」のか、始終眠そうにして途中では「ガクッ、ガクッ」と舟漕いでました。
で終了時に、「今日は難しいなぁ
どうしようかなぁ、修検受ける?」と聞かれ「出来れば受けたいです」と答える。
「このままじゃぁ受けても落ちると思うんだよね、円滑な操作、指示器を出す適切な
時機とか色々課題が残ってるからなぁ」「それ以外でも悪い所は有りますか」
「脱輪とかは無いからな、クランクはちょっとぶつけそうだけど、後は縦列だね」と言われ
「どうしようかなぁ」
「是非今日で終りたいのですが」
「じゃあハンコ押すけど、今日は非常に甘目の見きわめだねこりゃ」と言われて2段階終了。
最後の最後に「まあ是非とも頑張って」と言われて本日の教習終了。
明日はいよいよ修了検定ですわ。
まあ落ちて元々のつもりで平常心で挑戦して来ますわ。
---次回、10/25連載予定---

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煩悩教習所日記(終了検定  98/10/25)
昨日の午後は修了検定に備えコース図を見ながらイメージトレーニングに明け暮れました。
修了検定のコースはA・B・Cの3コース有り、A・Bのコースは、2段階で何回か似たようなコースを走った記憶があるので、
頭の中に叩き込みやすく、更に両コース共、
縦列駐車が入っていなくて代わりに得意な後進方向転換が課題として入っていると言う願っても無いコース。
よって気に入ったA・Bの2コースにヤマを張り、只管イメージトレーニングを重ねる。
コースを間違えても試験官がコースは教えてくれるそうですし、コースを間違っても検定自体には全く問題が無いそうですが、
やはり前もって憶え、どこで指示器を出し、どこで車線変更をしてとイメージトレーニングして置く方が心理的にも余裕が出来て自信が沸いてくるから不思議です。
寝る前まで只管イメージを描き続け、あんなに試験前にイメージトレーニングをしたのは10年前の「限定解除試験」以来でした。
そしてもう一つ、コース図を見ただけで憶える気がしなくなったCコースに万が一でも当った場合は、
落ちても仕方が無いとタカを括りました。
検定当日の今日は、昨日とは打って変わって朝から快晴。
集合時間の8:30が待ちきれず、相当早い朝の7:50には教習所に到着。
やがて8:30になり学科の教室に入って軽く説明を受ける。
検定受験者は8人、ATが4人、MTが4人。私の受験番号は8番で一番最後。
で、その後コースの発表があるのだが、発表を聞いて「ガッチョーン!!」なんとMTの検定はCコースでは無いか、、、、、。
その瞬間、全く自信が無くなる。イマイチ憶えていないCコースのコース図を必死で思い出すものの、付け焼き刃以外の何物でもない。
で一連の説明の後、バスでコースに向かう。やがて試験官が来てまず最初の二人5・6番の受験者が車に乗り込む。
けど、もうこの期に及んで開き直れたのか、
7番の受験者の兄ちゃん(高校生)と「自信有る?」とか言いながら自分の順番に廻ってくるのを只管待った。
最初の受験者が帰ってきて、7番の受験者が試験車の後席に乗り込む。また10分程度待って6番が帰ってきて、私も試験車の後ろに乗り込んだ
。7番の試験を後ろの座席で「じっ」と見る。運転してる奴は嫌やろうなぁ。こんなシチュエーション。
で10分後、ついに自分の順番が廻ってきた。
7番と交代に乗り込み、まずは受験番号と名前を告げ、免許証を見せる。
座席を調整しミラーを合わせ、指示器を出し、1速にシフト、ハンドブレーキを下ろして出発。まずは外周を二周。
二周めの終わり指定速度部分を通過した所から検定開始。まず見通しの悪い交差点へ右折、交差点を徐行で通過、
その先外周道路に出る所で一旦停止、左折。障害物回避してメインスタンド前ストレートに入った所で、左折してS字、
S字出口で右折、信号交差点通過、直ぐに右折、クランク進入、
クランクも完璧にこなして出口を右折。メインスタンド前ストレートに出て、車線変更、そして坂道へ右折で進入するのだが
、ここの入口が角度が深い右折進入で、しかも坂道。
2速半クラ気味に入ったのでアクセルを踏み込んだ所、勢いが付きすぎて右にハンドルを振られる。
やっと停止してハンドブレーキを掛け慎重に半クラ発進。無事坂道通過は出来たものの、やはりあの進入は失敗やと思った。
踏切を越えて直ぐに右折。また外周に出て、右折で信号交差点進入。赤信号で停止して発進、いよいよ問題の縦列駐車へ左折進入。
一旦停止してバックギアに入れ後方左右を確認、シートベルトを外し左に指示器を出して、まず真っ直ぐに後進、
左後の三角窓に左側の一番後のポールが来た所でハンドル左一杯に摺り切る、右の窓から後方確認をしながら車体を駐車位置に入れ、
ハンドルを二回し右に戻しまたも後進、ここで角度を付けすぎるミスを起こしてしまう。
「ヤバイ」と思い右一杯に摺り切って後進するが左後輪が縁石に当たりそうに思えて、
「もう一回やり直していいですか?」
「ああいいよ」と言う事になり、再度挑戦。
二回目は上手く行ったのだがこの時点で既に合格は諦めていた。最後に外周に入ってもう一度信号交差点を通過して、
右折、見通しの悪い交差点を左折通過して再度外周に右折で出る。発着点に戻り、最後位は完璧に決め、停止。
試験官は「縦列の時は左指示器は要らないんだよ、今後は気を付けて」と言われて
この教官の運転する車で7番の受験者と共に事務所に戻る。
発表が有るまで、「ホンマ今日はアカンわ。こりゃ落ちとるわ」と思いながらぼんやり発表を待つ。
やがて試験官がやってきて「今から修了検定の結果を発表します」。で「2番から8番まで7名の人は本日合格です」だと。
一瞬「うそ!」と思ったけど、自分の教習手帳を返してもらい「仮免許交付の手続き」と言ったレジメが出てきて、検定合格した事を実感。
7番の高校生と「やったなぁラッキー!!」と年甲斐もなくガッツポーズを取ってしまった。
と言う訳で、皆さんの励ましやアドバイスのお陰で無事仮免許を頂ける事に為りました。
今週の金曜日に午後から会社を休んで仮免許交付手続きを教習所にて行ってきます。こうして喜んで居れるのも「皆さんのお陰です」
ホンマ。有り難うございました。そしてこれからも宜しくお願いします。
---次回、「初めての路上教習」は11/3以降連載予定---


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煩悩教習所日記(3段階1・2時間目  98/11/08)
いよいよ今日から初めての路上教習が始まりました。
単車の免許の時には(当たり前ですが)路上教習と言うものが無かった為、正真正銘今日が初めての路上教習です。
何か「初めてのお使い」みたいなフレーズやな。
で本日の1時間目は朝10:00から。
配車券を見て教官が初めての当たる教官名で、ちょっと緊張する。
で「お待たせしました。」とやってきた教官はこりゃまた人の良さそうなオッチャンで、
台帳を見て「今日から路上ですね頑張りましょう」と言われる。で早速「始業点検」を行う為コース内の一角に移動。
インパネの警告灯類の確認、外に出て前後の指示器、ブレーキ灯、前照灯の確認後、
ボンネットを開けてブレーキ、クラッチ、ステアリングの各フルード類、バッテリ液、ワイパ液の残量確認を行う。
更にはラジエター本体、ラジエターリザーバタンク、ファンベルトの確認もやってここ迄で合計8箇所の点検を行う。
まあ今回だけなのだが、
それにしても車のラジエターとバッテリーってデカイな。
コースから事務所の前までは3段階4時間目迄は教官が移動してくれるのだが、
そこに行く迄の間に「間違っても良いから質問に答えて」と言われ車幅、車長、
運転席からの車右端迄の長さやら速度と車間距離はどう言う関係が有るのか等々聞かれる。
因みに車幅、車長、車間距離は大体正解。「速度−15=車間距離」ですよね。
で、事務所の前で運転交代して正真正銘、生まれて初めて四輪車で路上運転開始。実際運転席に座って町中走ってみると
、単車の見方と全然違うのに多少違和感が有る
。教官は「コースは私が指示しますから兎に角真っ直ぐ向かって走ってください」と言われ川口駅前迄まずは真っ直ぐ走る。
途中信号の無い交差点とか、フラフラ歩く歩行者とかが居てそれらを見つける度に速度を落としていたら、
「何も気にせずドンドン行って下さい、危険な時は指示しますから」と言われ「そんなもんなの?」と思った。
よく人が居たら徐行とか一旦停止とかを厳しく言われると聞いていたので、これにはちょっと不意を衝かれた感じ。
で駅前のロータリーで一旦停止した後、直進、右折、左折を繰り返し、40Km道路はきちんと4速迄上げて、またシフトダウンして
、駐車車輌を避けてと結構忙しいもんだ。私の癖は、駐車車輌を避ける時どうも左側の間隔を駐車車輌とギリギリの間隔しか取っていない様で、何度も教官にハンドルを右に右に補助される。あとシフト時にクラッチを思い切り良く踏んでいない様で、「クラッチを踏む時機は早め早めにお願いしますよ」と言われる。
どこでどう曲がるのかとか迄はハッキリ憶えていないがまあ、それなり言われるがままに40Km道路、30Km道路を何周かして教習所に戻る。
この教習所のコースは河川敷なんで、コースに戻る時に一旦土手の急坂を登るのだが、何とかクリアしてコースに戻ってきて1時間目は終了。最後に「教程27:経路の設計は受けた方が良いですよ、路上コースを具体的に地図で教えてくれますから」と言われ終了。
2時間目は続いて11:00から。
教官は1段階10時間目で一緒になった、同い年位の教官。
「路上はどうですか」と聞かれて、「緊張しますね」、「まあ直に馴れますから」と言った会話の後
、「2時間目は走行位置をやります、黄色い中央線は何の意味でしたっけ」と聞かれ「追い越し禁止です」と答えるも「それとはみ出し禁止の意味もあるのですが、それだけを守っていたら道は走れません、車は幅が有るので、駐車車輌があれば対向車に気を付けて最小限のはみ出しは追禁には問われません」と言われる。
まあそうでしょうな。
でお決まりの始業点検の後、運転交代。「今日はクラリオン迄行って帰ってきましょう」との事。
ワタシャ正直行って路上コースは全く解らんので、「ハア」と生返事をして後は教官の教えてくれるコースを只管走る
。路上も2時間目を迎えれば緊張感は薄れ、あれこれと確認やら、車間やらを考えながら走るので、
信号交差点の右折時に歩行者を見落としていてブレーキを踏まれる事一回。更にはシフトダウンがコース内の時のように停止寸前迄速度を抑える事が出来ないので、4→2なんて言うのが4→3と単車同様のシフトをして、「ここは2速の方が良いですね」なんて言われたり、路上に出て初めて4速迄上げられる様になったので、嬉しがって加速していたら「今一瞬60Km迄出てましたね、ちょっと抑えて走りましょう」なんて言われる始末。
けどまあまあ順調に無事言われるままに走って、蕨市のクラリオンの看板があるビルの前まで行って、
西川口の駅前を通って教習所まで帰ってきた。
コース迄戻って最後に「2速での加速が長い様な気がします(笑い)、
オートバイじゃ無いから30Km/Hで3速、40Km/Hで4速とキチッとシフトた方が良いですね、後、
コースはメモって憶えておいた方がより楽になりますよ」と言われて終了。
本日は課題1〜3(準備、流れに合った走行、適切な通行位置)を終了。
次回は課題4〜5(進路変更、信号・標識に沿った走行)に移ります。
次回は11/14、9:00から2時間乗ります。
また余談ですが、12/1から免許制度が改正され12/1以降の卒業検定から、
「コース内での縦列駐車」も必須になります。それを避ける為には何としても11/29には卒検迄終了したい所です。
(今の予定でギリギリきわどい所です)
 ---次回、11/14連載予定---




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煩悩教習所日記(3段階3・4時間目  98/11/14)
最近天候が非常に良いために休日毎の教習が厄介に思えます。
本当は単車に乗って何処かに出かけたくて、ウズウズしてます。
まああと半月の我慢ですが。
本日の1時間目は朝9:00から。
まず配車券で教官名を確認。
第一段階の9時間め、12時間めで当った極めて冷静な教官でホッと一安心。
でまずは教官に挨拶して乗り込むが、第一段階1時間めに乗った若い教官が何故か今日の担当教官と一緒に乗ってきて後ろに座る。
本日の教官が「後ろに乗ってますが採点する訳で無いので同乗させてやって下さい」と言う。
別に人が乗ってようが試験では無いのでエエんだが、何か研修でもやっているのだろうか。
事務所前で始業点検をして発進。いつもはこの教官は真面目で極めて冷静なんだが今日は何時に無く喋りが多い。
発進していきなり「CSKって何ですか?」と聞かれ「ああ会社名です」
「浦和のアウトドアの店名に似てますね」
「あれはSRCですね」
「そうでしたか」なんてボケにもならん事を言いながら走る。
途中道幅の狭い道路では「あそこでオバチャンがでかいケツ突き出してるから右に膨らんで走りましょう」と言われ、
また信号交差点を右折する所では、その前の信号交差点を過ぎた辺りで、「あの信号を右折した所の右側に変な家があるんだよ」と言われ、
果たしてその交差点を曲がると壁にお面だか何だかを貼り付けた、
派手な塗りの変な家があって「ほらおかしい家でしょ?」
「何か店なんですかね」「いやぁ何回通っても解らないんだよね」とか、喋る喋る。
まあ厭味ばかり言われるよりは緊張感ガチガチに成らないのでエエか?
で喋る割には冷静にチェックはしていて、30Km/H規制の道でエエ調子で走っていたら、
「ここは何キロ制限でしたっけ」と言われ、ふと気付くと40Km/Hで走っていたり、「ちょっと左側に寄りすぎて走ってない?、
もっともっと右に寄って走ってもいいんですよ」とか成る程、言われてみればそうだなと思う事しきり。
で駐車車輌を避けながら走る時の指示器の出し方がイマイチ解らないので聞いたら、
「指示器を出すのは状況によってです。
車線をまたぐ時は当然出すけど、同じ車線内のちょっとした車線変更なんかは出す出さないは時々ですよね、
危険と思ったら出す位で良いのでは無いでしょうか」と言われる。そんなもんなんでしょうか。
結局、戸田市役所迄行って帰ってきたが、途中喋り過ぎたのか帰りはコース迄戻るのに時間が無く、
事務所の前で下車してこの回は無事終了。
2時間目は1時間置いて、11:00から。
最初から変な感じがしたんだ。
コースに止めてあった割り当ての車の後ろのシートに荷物を載せた時に教官が乗っていたんで一寸ビックリ。
果たして乗り込んで、挨拶して、で台帳を預けても見るだけで何にも言わない。
でしきりにバックミラーを気にして布切れで拭き拭きするだけ。
何にも言わないのでこっちもなす術が無く「変な教官だなぁ」と内心ずっと思っていた。
11:05になっておもむろに車をバックさせ、やっと「点検するよ」と一言。
で車を降りたので私も降りたら、また何もしない。「ボンネットは私が開けるのですか?」と聞けば
「自分で開けなきゃ誰が開けるの?」だって。
あのねぇ、教習生は自分勝手な行動はできないので指示を待つ訳。
その人の教え方には色々あるのだろうが、まともにコミュニケーションも取れないんだったら誤解の素だろうがぁ。
で、この時間から出発はコース内から始める。
ここの教習所の難点はコースが荒川の土手にある為に、コースから公道に出て行く時に、
荒川の土手を登って「への字」型に曲がって1速で土手の道を下らなければならない点。
この時間から公道に出る時はこの難関を通らねば外に出れないのだ。
で、最初の登りで3速→2速減速で「への字」の頂点へ来てかなり鋭角の頂点を曲がった所から下りで、
1速にシフトしたものの半クラなんで、クラッチを「ポンッ」と離したら車が暴走しかけハンドル捌きが若干遅れた。
「ヤベッ」と思うと同時に、
それまで何も言わなかった教官が思いっ切り「危ないーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」と言って思いっきりブレーキを踏む。
何の事はないただ一寸タイヤが鳴っただけやんけ、と思ったが相当教官にとっては恐かったのだろう、
「死ぬかと思ったよぉ。もっとクラッチはやんわり離しなさい」だって。
でこれで吹っ切れたのか、それからと言うものこの教官喋る喋る。
例えば京浜東北線のオーバーパスの坂道を下る時、前方が赤信号なんでブレーキング減速して4速→2速に落としたら
、「違うんだよね、4速のまま止まってから1速に落とす」とか、
狭い片側1車線で駐車車輌を僅かに避ける為に指示器を右に出したら「なんで指示器だすの、同一車線内は出さなくて良い」とか、逆に中央線を跨ぐハミ出しで指示器を点けなければ、「ここでは指示器でしょ」とか。或いは「ブレーキングが遅い」、ブレーキを一旦踏んで、停止線迄距離があるのでブレーキを離したら「ブレーキを何故離したの?」とかね。
まあ確かに言う事は正しいのだが、こう耳の痛い事を言われれば当然こちらの勘も狂う訳で、
路上に出て初めて停止線越え、1速→2速のシフトミスでニュートラルに入れてしまう事1回、狭い信号左折交差点では、
教官があれこれ言うのに耳を貸していて、そこ迄の減速に失敗して左折したのは良いがハンドル戻しが遅れ、
またもや「危ないーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」とブレーキを踏まれる始末。
けどこんな所でブレーキ踏む方が危ないんちゃうか。
確かにあの交差点も危なかったが、左をぶつけるまでは恐らく行ってなかで多分。
まあ後で考えてそう思うだけでホンマは危なかったのかも知れませんが。
で、この時間はこんなに失敗したのに、
最後には「まあこの時間になればもっと車を操る気でやってくれなきゃね」と言われながらも延長にはならなかった。
まあこっちは受かればエエ訳でね。ただこの時間は自分のあまりの下手さにちょと幻滅しましたが。
まあこれで次に進めます。
本日は課題4〜5(進路変更、信号・標識に沿った走行)を終了。
次回は課題6(交差点の通行)に移ります。
次回は11/15、9:00から2時間乗ります。
皆さんの教習所時代は路上コースってやはり卒検のコースをヒントを言われながら走ったのでしょうか。
今の免許制度では指定コース以外に「自主コース設定」なんてのが有るらしいです。
「らしい」と言うのは、今日初めて聞いた訳で、今までコースを何となく走ってきたのが実は大きな落とし穴であった、
ちゅうのが初めて今日解った訳です。


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煩悩教習所日記(3段階5・6時間目  98/11/15)
本日の1時間目は朝9:00から。
例によって配車券で教官名を確認。第一段階4時間めで当った白髪の教官と思い出した。で、車に乗って台帳を渡し教習開始。
「今日は交差点の通行をやります」と言う事になる。既にエンジンが掛かっていたので運行前点検も無く出発。
いつもの苦手な土手カーブでやはり今日も半クラで入ってしまい、ブレーキ踏みっぱなしになり、
早々「駄目駄目、ブレーキ放さなきゃ」と怒られる。事務所の前を通り信号交差
点で左折、蕨方面に向かう。ストレートで2速→3速→4速と結構時間を掛けてシフトしたら早速
「加速はもっとスムーズにして、ここは40Km道路なんだから、せめて300mあれば4速迄上がるよ」と言われてしまう、
内心(解ってますがなケド、シフトって速度ちゃうやろ)と思いながら、只管「そうですね」と相槌(内心、「放っといてくれ!」)。
やっぱ教官も人の子、その日の教習生のやった事(本日の私なら土手坂道)の第一印象が悪ければ、
何をやっても「こいつは駄目」と印象が悪くなるんかな。
で今度は直線で4速に上げて、気持ち良く50Kmちょっとで走っていたら、
「今何Km出てるの?速度超過は即刻試験中止だ」と言われるは、信号交差点で、
右折の時に進入に時間を掛けていたら黄色信号になり、
「交差点進入は早めにいけば良いんだよ、交差点内だけが徐行なんだから」と怒られる。
けどここで40Km位で突っ込めばまた「ガーン」とブレーキ踏まれるんやろね、きっと。
私の場合、メリハリ有る運転ちゃうんで、こんな事を言われるのではと思うのだが、、。
で、此処まで何処をどう曲がったかなんか余り意識せずに来たのだが、
或る路地に入り左寄りに停車して「ここが小林病院、知ってますよね」と言われて「はあ来た事の有るような気がします」と言った所、
「前の時間迄何やってたんだ、卒検ではここから何処そこに行ってとか指示されるんだよ、道が解らなきゃ自分が困るよ」と手痛い言葉。
「そうだったのか!」今の今迄、全く経路なんて意識して憶えてなかったけど、そう言う事だったのか。
だから第3段階の1時間めの教官がしきりに「教程27:経路の設計」を薦めた訳やな。
それからは教官の言う「ここ左」とか「3番目の信号を左」とかを必死で憶えようとしたが無駄だった。
色んな事を同時に言うので全く理解でけへん。そうこうする内、時間切れでコースに戻る。
最後に「コースはきちんと憶えておく、あとクラッチが未だに駄目だね」と言われてお終い。
2時間目は続いて、10:00から。
2時間目の教官は今回4度目の「ゴツイ恐い顔のオッサン」。
この人は見た目はホンマ恐いんやけど、一番最初当った時に無茶苦茶怒られただけで、第一段階、
第二段階の見極めは何だかんだ言ってハンコ点いてくれた教官で、割と相性のエエ教官なんですが。
「さあ、今何処までやってるのかなぁ」と言うこの教官のいつもの口癖で教習開始。
で、1時間めに発覚した「コースを全然憶えていない」と言うショックで頭が一杯だったので、
思い切って「コースをあまり憶えていないのはやはりマズイですよね」と答えると、
「もう6時間めだけど憶えてないのか?じゃあ特別にちょっと教えてやろう」と言う事になる。
でコースから一旦でた所で車を止め、地図を出して作戦会議。
「卒検の自主経路のコースは大体3コース、スタートとゴールが決まっていて、
その間は自分の決めたコースを自由に走れる、
けど地元じゃ無いと迷って試験どころじゃ無いからな」と言って以下の3コースを教えてくれた。
@ 松川外科スタート、戸田市役所か蕨のフジタクシーがゴール、
A 小林病院スタート、明治乳業戸田工場か川口市飯仲小学校ゴール、
B 西福寺スタート、川口駅前西口のリリアと言う商店の前かアイワ川口研究所ゴール。
まあこれを聞いたからって受かる訳では無いけれど、聞いてみるモンやな。
で「じゃあ今日は戸田の方でも試しに行くか?」、となって路上に出る。
この日は日曜なので卒検が行われており、事務所の前から発車する検定車を見た教官、
「検定車と同じコースはマズイからな、ここ左折だ!」と言って裏道から優先道路に出る作戦を取る。
ところが優先道路に出る一旦停止で車が運良く途切れて居た為、やっぱり我々の方が検定車より前に出てしまい、
「あれ検定車の方が遅いなぁ、マズイなぁオイ」「どうします?」「まあいいやドッカで捲こうぜ」と言う事になる。
で、また途中で脇道に入って信号待ち。
「また俺達の方が前だったりしてな」なんて冗談言ってる間に検定車が前を通り過ぎて行き、
「やっと落ち着いて走れるなぁ」と言う事になる、なんや遊んでるみたいやな。
で、狭い路地に入って一旦停止、松川外科と言う病院の前のマンション前で一旦停車して再出発。
狭い路地を道なりに進んで、歩行者に注意し、駐車車輌を避けて行くのだが、
信号の無い交差点の前で駐車車輌が居て歩行者の多い路地なんかは、通過だけで一苦労、
2速のまんまでアイドリングに近い回転数で走っていたら、「ここでは半クラの方が良いんじゃないか?」と指摘される。
コース内の信号の無い交差点通過は
2速半クラだったけど、路上の変化の激しい状況下では応用が効いて無いんやな、私の走り方は。教官に言わせれば「クランク、
S字の要領」らしいですわ。
おまけに戸田市役所に向かう「本町1」と言う交差点を右折する所では、発進に焦ってこの期に及んでエンスト。
「おいおいしっかりしてくれよ、ここ迄来てそれは無いぜ」と言われる始末。まあ何とか戸田市役所の近所迄来て教習所に帰る事になる。
帰る途中、
「まあコースを憶えてしまってる方が運転に集中し易いし、今日言ったコースは出来る限り憶える方が得策だな」
「あと、たまに基本的な所の運転のミスが出てる、注意した方が良いな」等と教えてもらいながら教習所まで戻ってきた。
最後に「次回は自主コースの時間だろ、しっかり地図見て頑張って」と言われてお終い。
今の心配はこの時点でコース内の応用が余り出来てない事と、コースが全く理解できていない事。
今まで路上の6時間を結構甘く見てました。
次の時間からは、この辺りを注意して頑張らんとアカンと思いますわ。
次回は11/18、9:00から2時間乗った後、学科1時間を受けます。
初めてのグループ教習で、平日に休んで行くつもり。
本日は会社を代休で休んでの教習。所謂セット教習と言う奴で、
殆ど学科の無い私にとって初めて「教程26:危険予知ディスカッション」と言う学科が付く教習となる。
使用する車はAT車で3人一組で2時間連続乗ってその後で1時間、ディスカッションをすると言う教習なのだ。


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煩悩教習所日記(3段階7・8時間目  98/11/18)
本日の1時間目は朝9:00から。
で教習時間が始まり、
指定された教習車の前に行くと茶髪の女の子(鈴木沙理奈風)とちょっと暗い感じの大学生位の女の子
(チビまるこちゃんに出て来る野沢さん風)も同様に集まってきた。
暫く車の前で待って「遅いなぁ」と思っていると、私より年下と思われる若いちょっと太めの眼鏡の教官が現れて、
「いやぁこっちに居ましたかこっちの待合所で説明します。」と言って再度待合所に入る。
一通りこの教習の説明が有り、コースは教習所→川口駅迄の間を左折して30Km道路の路地→右折して40Km道路→右折、
京浜東北線アンダーパス→県道35号線(産業道路)北上→左折、京浜東北線オーバーパス→左折、西川口駅前→右折、
商店街前通過→左折、県道68号線→教習所と言ったコースををグルグル「危険予知」をしながら廻ると言うもの。
(何や自主コースちゃうんか?てっきりそうだと勘違いしてたぞ!)最初は教官が「危険箇所」を指摘しながら走り、
2時間目に生徒が順番に運転交代しながら走り、3時間目に人の走りの危険な点、上手い点を指摘しあい、
また日頃はどんな危険箇所が有るのかを写真やビデオを見ながら話し合い、運転の心掛けを養うというもの。
で早速教官の運転する車で出発。この教官はいつもはAT車の教習に出ているのか鈴木沙理奈を知っているらしく、
「今日も笑わせてくれるのかなぁ」と冗談を言い合う様な教官、全然MT車で出て来る教官とは違って喋る事、喋る事。
はじめは鈴木沙理奈に喋りかけ、次に野沢さんに「女性でMT車に乗るって根性有りますねぇ」と喋りかけ、
挙げ句助手席に乗った私には「二輪は何乗っているんですか?」
「私も二輪の教習にも出ているんですよ」とか言いながら、川口駅方向に向かって走る。
路地に入り、「ここでは歩行者、特に駐車車輌の陰から渡ろうとする歩行者には要注意なんです」。
アンダーパスを越え駐車車輌を避けながら「
駐車車輌との間隔で迷う人が多いみたいですが、大体この程度(1m位?)開ければ良いでしょう」。
狭いすれ違いで対向が来た場合は「早め早めに前方の状況を確認し
、止まってこの様に対向を行かせてから進む事も重要です。」とか具体的に指摘しながら説明は続く。
今日は平日の午前中の為か、渋滞も無ければ、交通量も多くなく、一通りの説明を受けながら教習所に戻り1時間目は終了。
休憩の間に次にどういう順番で乗るかを決める。女の子連中はあまり車に乗りたくないのか、
それとも単に遠慮してるのか「私は最初はイイです」と言う事なんで「じゃあ私が最初に運転しますよ」と言う事になる。
それにしてもこんな所で遠慮しても何にもならんと、オジサンは思うのだがね。
で2時間目は、私の運転で出発。久し振りのAT車だがやっぱりATは楽やねぇ。
なんせギアチャンジが要らんので何にも操作の事で悩む必要が無い。
いつもおっかなびっくりの土手坂も難なくローレンジで下って、そのまま川口駅方面に向かう。
途中で左折、左後方確認、歩行者確認しながら30Km道路に入り、慎重に歩行者・自転車を確認し、
たまに横断する人を見つけては停車し、左右確認して右折、
駐車車輌を避けるのに対向車を先に行かせて自車を進ませるといった感じに順調に40Km道路もクリア。
あまりに楽さに操作は完全にハンドルとブレーキに集中。
余裕があり過ぎる位にあるので、
それでもって「駐車車輌を避ける時に指示器は点けるのが正しいのか?良く迷う事があるんですが」と質問した所、
「対向車線を大幅に跨ぐ時以外は、自分で点けた方が良いと感じれば点ける位で考えれば良いのではと思います。
それは誰もが疑問に感じる事なんですよ」と回答が返ってきた。やはりあんまり「こうすべき!!」なんて言う決まりはない
んだな。恐らく教官の教える必須項目にも。
で京浜東北のガードをくぐって直進した所で鈴木沙理奈と運転交代。
この子は見掛けによらず運転は「ノホホンとしてる(本人談)」様で、教官も「さあここからが大変だぁ」等と茶化す。
で交代してホンマ言わばメリハリのあまり無い運転。下手じゃないけど、自分が単車で後ろ走るのは遠慮したいです。
(こんな私が言えるのか?)運転自体は丁寧で、
信号交差点手前の左側の路地が有る場所での信号待ちではちゃんと左側からの割り込みに備えて1台分のスペースを開けて止まってるし
(私だったら気付かなかったかも知れない)だったが、若干左折時の左側目視確認が不足しているみたいに思った。
鈴木沙理奈の運転も京浜東北線をオーバーパスした所の先で終了。今度?で、野沢さんの運転はやっぱりちょっと恐い。
まあ速度が速度だし、普段MTで教習してるらしいのでATに不慣れと言うのも有るのだろうが、カックンブレーキだし、
ハンドルしがみつき状態だし(恐らく無茶苦茶緊張しながら走っているのだろう彼女は)ずっと前ばかり見て運転しているのであんまり、
左右の確認がなってない様に思える。ただ横断歩行者を見つけるのは見掛けより素早くて、
難所の西川口駅前商店街でも慎重に運転はしていた。
(私は過去ここで歩行者を見落として補助ブレーキを食らった事が有る)で、そのままの運転で教習所に戻ってこの時間は終了。
3時間目は、まあ反省会と言うか其々の人の走り方をチェックした点を出し合って「何が危険か?」を話し合うまあ座談会的な教習。
いつもの待合室がこの教科の教室でもあり、休憩からそのまんま教習に入る。
で、教官が其々の人から各個人のどこがどう良かった悪かったを言わせるのだが、
女の子達はこんなオッサンに遠慮が有るのか「非常に上手かった。確認もちゃんと首を動かして出来ているし、
危険と思ったのは駐車車輌を避ける時に一回だけ左側に幅を開けずに通ってた事」と言われ
「そんなもんなのか?」
こんな私をそこまで誉めたらアカンでお姉チャン達!。
私からは鈴木沙理奈と野沢さんのエエ所、ここが気になったと言う所を指摘。
二人とも「まあこいつは遠慮無しにズケズケと物を言うなぁ」と思ったかどうだか不明だが、
教官も私の指摘には気付いて無かった点もあったのか「二輪乗ってる人は良く見てますねぇ、流石です」と言われる
(別に誉めてくれんでもエエんやけどね)。
で最後に教習ビデオを15分間見て、この時間は終了。
まあ何の事は無い授業でしたが、面白かったのは事実。
同じ教習過程の他人の運転を見れたのが良かったですわな。逆に自信が沸きました。
それとやはり車はATが楽チンやな。運転にだけ集中できるから。
今日の教程がMT車使用だったら、こんなに上手くは行かんかったでしょうがね。
次回は11/21、13:00から2時間乗ります。1時間目は第三段階見きわめ。
**11/21から後の予約でなかなか自分の思うようには予約が取れず。
    結局これから考えると、11月中の卒検通過は無理。
    Xデーは早くて12/6〜7頃になりそうです。

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煩悩教習所日記(3段階9時間目・ 4段階1時間目98/11/21)
今日から巷では今年最後の3連休。
こちらは今日・明日教習で明日の午後からまた仕事。
本来であれば去年同様に単車で関西遠征に行っている筈が、、、、
現実は教習所でオロオロしている訳でんがな。
本日の1時間目は13:00から。3段階の見きわめとなる。
で配車されたのは66号車、いつだったか確か1段階の5時間め辺りで一緒になったやややさしい面持ちの年配の教官。
で教習が始まって「今日は総合運転だから頑張ってやってね」となる。コース内でブレーキ、ラジエターの液面を点検した後、
運転交代して出発。土手坂は上手くこなして事務所の先の信号交差点を左折、
この時若干大回りをしてしまい早速「もっと小回りで廻ろう」と注意を受ける。
で戸田方面に向かい4速に上げた段階で最初の関門、駐車車輌避け。
前の車に付いて同じように車を避けようとするも、指示器が気になって右に指示器を出した所、「どうしてここで指示器が要るの?
矢鱈出すとマズイんですよ」と注意される。
やっぱし中央線を跨ぐ跨がないで指示器は出す出さないになるみたい。
で、第一段階の時に比べ、この人見きわめは厳しいなと思ったその直後、
今度は駐車車輌と駐車車輌の間に横断歩道が有る場所に差し掛かり、
前車と同じように通過しようとしたら、補助ブレーキ。
「横断歩道が有るよね」
「ハア」
「ここで見落としたらそれだけでアウトだよ試験じゃね、きちんと見て走ってね、しかもここは徐行で」とキツイお言葉。
こっちはすっかり萎縮してしまって、前の時間が終った時のような自信を完全に失ってしまった。
でどうしても駐車車輌が気になって速度を緩めると、「もっともっと速く走ろう。
このペースじゃ1時間で目的地に着けなくなるよ?」と言われ只管真っ直ぐ走り続ける。
で教官が言うには「左に寄り過ぎてるんだな、もっともっと右側を走るべきだよ」との事。
で前車(一般車)の走行ラインを模倣に、駐車車輌が有る時には、予め右に右に寄って走る様に教えられる。
けど、前車の真似ばかりして中央線を跨ぐ時指示器を出し忘れると「ここでは指示器なのね本当は」と指摘される、
頭の中では解っていてもホンマに路上に出て走ると全く記憶が無くなるのか?俺は。
で急かされ急かされただ目的地に向かって真っ直ぐ走る。
「○○さんいつもは単車乗ってるんでしょ」
「ハア」
「だったらもっとメリハリ出して走ろう」と、この教官にしてはちょっと嫌味な一言。
でもこの車じゃ飛ばす気になれませんよ!」なんて言葉は口が裂けても言えないな。(それより四輪の車幅が恐いんよホンマは・・・)
で、どっかの交差点を左折して狭い路地に入る。
「今日は何処まで行くんですか?」
「小林病院の方に」と言う事で道を全然憶えていないのだが、
なんとか教えられて小林病院の近所に来た。
ここ迄でも歩行者が居て右にハンドルを振ると「横断者じゃ無いからね安全な間隔があれば行って良い」と指摘され、
自転車を追い越した後で直ぐに車線に戻ると「今のは自転車に対して危険な間隔だ、もうちょっと車線に戻るのに間を置けば」と言われ、
車線狭小の所で対向が来て左に寄れば「左見てる?そんなに避け無くても良いんだよ相手は普通車なんだから、、」と言われる始末。
ホンマええ加減自信が無くなりかけた所で、交差点信号待ちをしていたら「
これじゃあ見きわめ難しいかもね、本来は卒検同等の技能がなけりゃ駄目だからねぇ」と言われ益々落ち込む。
で、早めにコースに戻ってきて、教習時間が終る迄の車の中で
「今日はねこの調子じゃどうかと思うんだが」
「そうでしょうね」
「自分で何が悪いと思う?」
「メリハリが無い、障害物避けが出来ていない、横断歩道見落とし、色々在ったような気がします」
「だねぇ、けどまあそれだけ解ってるのならハンコ押しとこうか?」「スミマセン、有り難うございます」
「まあ試験まで頑張ってね」と言われお終い。ホンマこの1時間ですっかり疲れた。まあ情けで通った見きわめって所か、、、
やっと第三段階が無事終了した。
2時間目は、14:00から。
配車されたのは63号車、また当ったぞ「ゴツイ恐い顔のオッサン」。
で車で待っているとちょっと時間が経ってから現れて「さて今日はどこ迄行ってるのかなぁ」といつもの口調で教習開始。
この教官、顔は恐いけど結構、お茶目な所も有るし、私は「ゴツイ気分がリラックス」なんや。
でこの時間はコース内で駐車の練習。まず第二段階でやった方向転換の応用で狭い場所での車庫入れ。
まずは右からバックで入るやり方を教わる。
丁度車庫に見立てた場所のポールを角に見立て、そのポールギリギリ迄、車を寄せて自分の腹の所迄来たら左に思い切りハンドルを切る。
で、次に半クラでバックに入り後ろを見ながらハンドルを右に右に切って行き
、車が車庫(に見立てたスペース)に入って直立したら、
すかさずバックしながらハンドルを二回戻してそのまま真っ直ぐ駐車すると言う要領。
で1回目は教えられた通りにやって上手く出来たのだが、2回目は今度は左からバックで入るやり方。
これは左後車輪の勘が全てなんだけど、左のミラーと右の窓からの確認、
半クラでアクセル吹かさずバックと言う事で、なかなか上手く出来ない。
一旦アクセル吹かしすぎで右後方がポールに直撃!
「自分のウチの車庫だったら車壊れてるぜ」
「ハア」
「まあ自分の車ならもっと練習するだろうけどな」と言われる。
左、右、また左と何回かバック車庫入れをやるが、半クラ時にどうしてもアクセルを煽ってしまい「吹かしちゃ駄目だ!ってば」、
更にはハンドル操作がどうも遅れている様で「ここでハンドル廻せ廻せ、戻せ戻せ」とホンマ第二段階の時のハンドル捌きの練習を思い出す。
車が入れずに幅寄せをすると、今度は益々斜めに入ってしまったりして「ウチの教習所が路上でこの練習で無くて良かったなホントに」と言われてしまう。
で狭い場所での車庫入れを数回やった後、今度はホンマに駐車場の様なコースの一角に場所を移動。
ここは最初のスペースよりもっと車前部に余裕が無いスペースで、駐車場所を決めたら、その場所に対し左一杯にハンドル切って行き、
45度位に車を斜めに持って行き、止まる前にハンドル二回転戻す。そして今度は右にハンドル一杯切って行き枠内に入れると言うもの。
最初の斜め45度の位置が問題で、最初に車を止めた場所で、
教官に「ここで止めたら真ん中の列に入るか?」「入りませんかね」「
難しいぞきっと、もっとユックリ進入してきて、目標に対して思い切り左に向かせないと、この角度じゃ浅すぎるぜ」
「やり直しますか」「ちょっとバックしてからやり直すか?」となり、再びバックしてやり直し。
今度は角度が丁度良い角度に付いて、一回でピタッシ。
でここを出る時は一旦切り替えして出口に車を向けるのだが、その切り返しで後方確認を十分にしていなくて、ポールをモロに倒してしまう。
「オイオイしっかりしてくれよ、公道出てあれがベンツだったらどうする?」
「一生台無しですね」「医者のベンツだったら許してくれるけど、あの筋の奴等だったらシツコイからな、
警官なんて全然怖がらないからな奴等は」と来た。
で、車の外に出てポールを直しながら内心「やっぱこの人警官上がりだ!」と確信する。ナニ確信してるんや?
で、次は実際に教習車が2台置いて有る真ん中に駐車する場所に移り応用を実行。左側の駐車車輌の鼻をかすめる様に近づいて、
思い切り右に一杯ハンドルを切る。止まる時にハンドルを二回転戻して左後方に気を付けながら駐車するも、そこから思い切り左にハンドル廻して入って、車がちょっと入った所で直進でバックしようとしたものだから、左の車との隙間が無くなり、「これじゃ、俺、車から降りれないぜ」「アッ、そうですね」「一旦前出してやり直し」と言う事になる。コース内なので、他の教習車がやってきたりして結構気を使って大変だった。
その課題も終え、最後に前からの縦列駐車を一回やって時間切れ。
発着点迄戻り、「まあこれは慣れだからな」と言ってハンコ押してもらい終了。
「次の時間は自主経路だコース憶えたか?」「憶えなきゃマズイですか?」
「当たり前だよ、頑張って憶えて来いよ」と言われてお終い。
いよいよ次は自主経路ですわ。
次回は11/22、8:00から1時間乗ります。



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煩悩教習所日記(4段階2時間目  98/11/22)
本日の教習を終えた時点で、残り6時間乗れば卒検という状況になりました。最短なら3日あれば次は卒検と言う段階。
思えば11月に入ってから精力的、且つ順調に課題をこなしてます。この調子で卒業まで行ければエエですな。
本日の1時間目は8:00から。
配車券を見て66号車。昨日の1時間めに乗ったやややさしい年配の教官やな。で教習が始まると、車の前で教官が待っていてまずは挨拶。
台帳を渡して助手席に乗り込む。
コース内を教官の運転で移動しながら「今日はね、自主経路をやるから」と今日の課題の説明の後、燈火類を点検し運転交代。
で「今日は松川外科迄行ってもらいます。コースは憶えてる?」と言われ、
昨日の晩、1時程地図を見て今まで通った所を復習したので、
何となく憶えては居たが、自信が無かったので一応薦められるままに地図を見てコースを確認。
教習所を出て環状道路を直進、南町交差点を左折して、信号2つめの喜沢南1丁目交差点を右折と記憶して出発。
まずは土手坂をクリアして事務所の前を通り、信号交差点を左折、環状道路に入る。
「今日は随分走りっぷりが良いね」と教官も満足する位の順調な加速、メリハリの有る運転で環状道路を直進する。
日曜の早朝だからか、駐車車輌もあまり居なくて、たまに有る駐車車輌を順調に避けて飛ばしていたら、
昨日注意された横断歩道に案の定、気付くのが遅れ「あっ」と思ったがもう遅い。
「あそこは昨日注意した所だよね」と再度注意される。(なんでいつも駐車車輌が止まってるねん、全く!!)
で南町交差点迄来て左折、オリンピック通りに入る。とここ迄は良かったのだが、
途中信号2つめと憶えていた所が一体どの信号なのか解らなくなり、
途中で右折して行く同じ教習所の教習車が見えたのだが「まさかここで無かった筈」と思い、そのまま直進。
次の交差点で「ここを右折です」と言いながら曲がったものの全く今まで見た事の無い風景。
「道、間違えたかな?」と言われ「どうもその様です」と答える。
で「地図見ても良いよ」と言われて、直ぐに左に寄せて止まろうとするも、住宅街の中の信号の無い交差点が多く、
しばらく直進しやっと駐停車禁止で無い場所で車を止める。
しばらく地図を見ながら考えていたら「試験ではね地図を見るのは3分以内だから、あまり長く見れないんだよ」、と言われ益々焦る。
でやっと左折左折で元の道に出るコースを見つけて発進するも、2回目の左折でやはり道が解らなくなり、
結局「ここは左折、本当は教えちゃ駄目だけど今日は良いよ」と言われてやっと松川外科にたどり着いた。
松川外科の前で一旦停車。「最初は順調にきたんだけど、惜しかったね。本当は富士タクシー迄行きたかったけど、
時間が無いから西福寺に場所を変えよう」と言われる。この時8:24。もうこんなに時間が経ったのか。
で西福寺迄は教官の言うとおりに行って、西福寺の前で停車、地図で確認。
「ここからリリアの前迄行って」と言われ「3つめの信号を右、その先2つめの信号を左」と憶えていたら、
「信号よりもミッキーとか目標物を定めた方が良いな」と教えられ、成る程と思う。確かに信号には交差点名も無かったり、
標識が小さかったりするが、「看板」はデカデカと目立つからな。
再発進して直進、まずは「やはぎ歯科医院」の所を右折して、すぐに「ミッキー」と言うデカイ看板の所を左折。
ここ迄来れば一本道で、道なりに進み、途中30Km道路ではキチンと3速に落として走行。
最後にドンツキ迄来て右折して信号通過して直進進入禁止の所を左折したら川口駅前のリリアの前。
左側に寄って停車。
「この左の間隔を忘れちゃ駄目だよ、これで約30センチ」と言われて課題は終った。
「今日は最初は順調だったけど、道間違えちゃったなぁ
。けど最初だから仕方が無いか?まだ何回か自主経路は有るから頑張って憶えて」と言われながら教習所まで戻って終了。
やはり地元の人間で無い為、結構自主経路は結構難しいです。
教習が終った後、事務所でばったり鈴木沙理奈に会ったので「自主経路は思いっきり難しい」と脅かしときました。
(けどこれ内心ホンネですわ)
次回は11/26、代休取って11:00から1時間AT車に乗ります。
 
 ---次回、11/26連載予定---
 

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煩悩教習所日記(4段階3時間目98/11/26)
「休出をすれば代休を使う事」と禿上司にクソ五月蝿く言われているのを逆手に取って、平日の今日も代休を取って教習に通ってきました。
本日の教習開始は11:00から。
今日はAT車利用の時間なので、精神的にかなり楽。
指定された車に行くと、私よりもっともっと若い眼鏡の小柄な教官であった。
今日の教習内容は、始めは一般的なコースを走り、その後川口駅前に有るリリアと言う商業ビルの市営地下駐車場で「駐車の練習」をやると言うもの。
でコース内で点検の後、運転交代して出発。
「今日はお休みを取られて来たのですか?」と聞かれ、
「ハイ、一応代休なので」等と言いながら土手坂を越えて一般公道に出る
。教官の指定したコースは教習所から西福寺迄走って、西福寺から「自主設定コース」である、
川口駅前のリリア迄の間を「教官の指示可」で走行し、リリアの駐車場に入ると言うもの。
AT車なんで操作系には全く問題が無く、只管ハンドル、ブレーキ操作に集中、
いつも見落として居た「隠れた横断歩道」なんかも早め早めに見つけ出しては速度を落とし、
順調に各ポイントを通過して行く。この間結構走りながら世間話も出来る余裕が生まれる。
「お休み取って来られるのも大変ですね」と教官に言われ、
「ハイ、まあこんな不況下なんでね、最近は有休は取りにくて、
幸い連休中の休出分を代休にして来たのですが」
「卒業までもうすぐですから頑張ってください」
「ハア有り難うございます」
等と言いながら環状道路を直進、やがて済世会川口総合病院を過ぎて直ぐの交差点を「ここ右です」
と言われて曲がって西福寺の前に到着。今日初めて気付いたのだが、
西福寺の前は「駐停車禁止帯のある路側帯標示」で、一応路側帯は踏まない様に停車した積もりだったが、
もしかして踏んでいたのか「ここは入ってはいけませんよ気を付けてください」と言う事になる。
で「ここからリリア迄は経路は解りますよね?」と言われて「ハイ」と答えて出発したものの、
発進してすぐに「どこで曲がるんやったっけ?」と一瞬不安になる。
けど「やはぎ歯科医院」の看板を発見した所で「ハイここは右です」と言われて勘を取り戻し、
そのままリリア迄何事も無く走る。
残り時間はリリアの地下駐車場に入り、駐車の練習。
柱2本の間に車が3台入るスペースが通路の左右にある駐車場で、教官が「どこに止めても良いですよ、
自分の車で買い物に来たつもりで好きな所に止めてみて下さい」と言われ、
まずは右バックで左右に車の止まっていない所の真ん中に入れてみる。
先週末にやったばかりの課題だった為か、案外あっけなく駐車できてしまい、ちょっと拍子抜け。
次に一番右側に車が止まっている場所の左側に止めてみる。
これも最初はちょっと横の車との隙間が詰まった為に切り返しはしたがまあ何とか上手く収まる。
で次に左側が壁になった場所に一回バックで駐車してみて、今度は苦手の左バックで挑戦。
で、なるべくブチ当ててもエエ様な(と言ってもブチ当てたら後が大変なんでしょうが)車を物色。
程なくボロっちいトゥデイが止まっている場所を見つけて、その右に止めてみる。
やはり左バックで入るのは難しいけど何回か切り返して駐車。
もう一回場所を変えてやはり左バックで進入。
そうこうする内に時間が来たのか「じゃあこの辺で帰りましょう」となり駐車場を出た。
「本当は駐車が一番難しい課題なんです、卒業検定ではこの課題はやりませんが、今日上手くいったこの感覚は憶えておいて下さい」と言われて教習終了。今日の教習は楽勝モノでした。
次回はいよいよ高速教習です。11/28、午後1時から5時までの4時間連続。
なお、この連続時間が終らないと、その次の予約が取れないと言う事が今日判明した為、
もしかして卒検が12/13あたりになるかも知れません。あ〜ぁ。
---次回、11/28連載予定---
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煩悩教習所日記(4段階4・5・6時間目98/11/28)
今日はいよいよ高速教習♪♪
本日の教習は13:00から。
配車券を確認。61号車なんで第一段階9・12時間目、第三段階3時間目で当った「極めて冷静な教官」やな。
嫌味な爺ぃなんかでなくて良かった。
でコース内の休憩所内で待っていて教習時間になって暫くしてから「すみません、61号車の方はこちらへ来て下さい」と教官が登場。
呼ばれたのは私と丸顔の若い女の子(キロロの右側似)で車の置いて有る場所へ移動。
教官の言う事には「キャンセルした人が居たので、
今日はこの時間は2人になります。2人なので他の組とコースを変えて外環道(注:東京外環自動車道)に行きます。
まあ4時間の間楽しくやりましょう」となる。
さらに「○○さんは確か二輪に乗ってましたよねぇ」と聞かれて「はい乗ってますが(?)」「良かった助かった」と意味不明の念押し。
この意味を後で知る事になる。
教官がまずはこの時間の概要を説明。「自主経路」で京浜東北線を越えて、
産業道路を北上、国道298迄行き左折、川口西I・Cから外環に乗り和光市の新倉P・AでUターンして
今度は外環道草加I・C迄行って一旦下道に降りる。
そこで運転交代してUターンして再び草加I・Cから新倉P・A迄行って休憩の後、
再び川口西I・C迄走り下道に降り、R298からは自主経路で教習所迄戻ると言うもの。
そこで運転の順番を決めるのだが、女の子は当然「私は2番目で良いです」と遠慮気味なので、
「私が最初走ります」と自ら志願して順番決定。いつもより念入りに点検の後、私の運転で出発。まずは川口駅前に向かう。
コースを出て、順調に走り川口駅近く迄来て、駐車車輌を避けた所で信号の無い横断歩道が有り、
運悪く歩行者が立っていたのだが、(中央線を跨いだまま止まるのはどうか?)と思っている間に横断歩道を通過してしまい、
教官に「今の所は止まってね」と注意される。(横断歩道前に駐車するな!クソボケ!)
で川口駅前からは順調に京浜東北をオーバーパス、いつも走り慣れている産業道路は多少の混雑は有るものの順調にクリア。
川口警察署前で右折して、やや細い県道を30Km〜40Kmの速度で順調にクリア。
国道298に出た所で左折して教習初めて公に50Km迄速度を上げて走る。
直ぐに「ここ左ね」と言われ川口西I・Cに到着。
内心心配していたのが料金所前での混雑、ノロノロ状態での坂道発進だったが、
何の事はない高架の下に料金所が有り教官からカードを渡してもらい高速料金前払い。いよいよ高速に乗る事になる。
「ここからは低速のギアで引っ張って」と言われ(内心、解ってまんがな)、思い切り2速で引っ張り坂道を上がる
。3速→4速90Km/H迄出して加速車線に出て、右後方をミラーと目視で確認、
ちょっと走行車線上の車とは差があるのでそのまま走行車線に乗る。教官もまあ安心していたのか「合流はその調子でOKです。
それにしても空いてますね外環は」と成る。で、5速100Km/Hで順調にクルージング、
周りの車は120Km/H位で走っているので只管走行車線を走る。(それにしても車の加速はやっぱり遅いな)
今日は雲一つ無い青空で「いやあ本当にドライブですねこれは」と教官も何の注
意もせずそのまま走る。なる程天気は上々なんだが風が強く、
若干ハンドルを取られるので「結構風は強いみたいですね、ハンドルを取られる気がします」と言うと、
「そう言う時は速度を下げましょうね」と言われ「ハァ解りました」。
100Km/Hから徐々にアクセルを緩め80Km/H迄落として走行、バックミラーをチラチラ見て、
サイドミラーもチラチラ見ながら走り、荒川を越え和光へ入る。
暫くして新倉P・A2Kmの標示が出て来て直ぐにP・Aが現れ、
側道に逸れ減速しながらP・Aに進入しUターン。直ぐに草加方面に乗り直し再び高速走行再開。
草加に向かう途中で、教官に「前の車抜いちゃいましょう」と言われ車線変更、追越し、
走行車線に戻ると言う事もやってあっと言う間に草加出口に来た。「ここを降ります」と言う事で国道298に降りて
、国道4を越えた所で路肩停車。「じゃあここで運転交代して下さい。」となりキロロの右側似の女の子に運転交代。
運転交代して高速に乗った時、直ぐに教官が初めに言った意味が解った。
下道では女の子にしてはMT車の運転も上手いな、と後席で思っていたのだが、草加I・Cで高速に上がる時に、
やはり「思い切り」が足りない様で3速60Km/H位で加速車線迄上がろうとする。
教官も「もっともっと思い切りアクセル踏まなきゃ」と言い、4速80Km/H位までは加速するが今度は合流で「思い切り」が無い。
後ろから車が迫ってきて、
「もっともっと加速しなきゃぶつかるよ」と、この教官にしてはいつもの調子よりはかなり厳しい口調になってやっと合流成功。
その後はやはりかなり緊張したのだろう100Km/Hになる事は無く、只管走行車線を走り続ける。
後席の私は暇なんで、きょろきょろと遥か遠くに見える山(赤城山、秩父等々)を見回す、
荒川を越える時には遥か前方やや右に富士山も見つけた。(だからどうした)
再び新倉P・A迄来て10分程度休憩。その後再びキロロ右側似の女の子の運転で川口西迄走り、下道へ入り。
帰りは西川口陸橋を越えて教習所まで帰ってきた。事務所で再び時間調整の為、20分程休憩。
キロロ右側似の女の子に「運転お上手ですね」と言われて、「いや上手かったらとっくに卒業してます」等々会話を交す。
会話の中でキロロ似のこの子は鹿児島県出身と解った。(だからどうした)
その後コース内の待合室でこの前と同じように「危険予測運転」のビデオを見た後
、教官に今日の感想と12/1からの免許制度改正の話を聞いて、無事終了。
やはり12/1からの卒検でも、今の時点で仮免許の教習生は縦列駐車が無いのが判明。
まあ当たり前でしょうが、助かりました。
それにしても、四輪でこんなエエ天気の日に高速走っていると「眠くなる」のが解りました。
やはり高速は単車の方が「スカッ」と気持ちエエですわ。
次回は明日1時間だけ乗ります。
この分で順調に行けば、やはりXデーは12/6辺りやと思います。
---次回、11/29連載予定---
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煩悩教習所日記(4段階7時間目98/11/29)
いよいよ第四段階も大詰め。今日は「自主経路設定」にての教習になります。
本日の教習は早朝8:00から。
教習所に着いたのが7:10、あまりにも早すぎた。
配車券を確認、教官名が「○山」と言うのが一瞬見えて「ドッ」と不安になるも良く良く見れば72号車だし「〇司」じゃないので、
疑心暗鬼ながらもまずは安心する。
指定された車に行くと、普通のオジサン風の教官が来てまずは車を事務所前迄移動。そして今日の内容の説明と続く。
「今日は自主経路で走ります。どの方面に行ってませんか?」と聞かれ、

小林病院から明治乳業もしくは飯仲小学校のコースに行ってない旨を伝える。
で小林病院迄取りあえず自主経路で行く事になったのだが(注:本来の卒検は小林病院迄は自主経路では行かない)
一番憶えている経路で行く旨を伝えると、「その経路では時間かかるからもっと別の近道にしましょう」と言う事になり、
結局、環状道路を北上し西川口陸橋前交差点を左折、鬼沢橋を右折して、最後に左折で小林病院前に行くことになる。
でエンジンを掛ける所から始めて出発。どうやらこの時間になると卒検の模擬試験の様な位置づけらしい。
左折して環状道路に入るがウチの教習車が団子状に連なって走っている為に流れが悪い。
そんな前に気を取られていると、
案の定、駐車車輌に隠れた横断歩道を見過ごして補助ブレーキ。
「あそこは気を付けた方が良いよ」と注意される。
2台の教習車の団子が右折して視界が開けた所で加速して4速40Km/H走行。
まずは順調に西川口陸橋交差点にたどり着いたが、
若干指示器出しと後方確認が遅れた様で、「指示器はもっと早い方が良いなぁ、
後方の確認ももっと早めにして下さい」と注意される。
初めて通る鬼沢橋を右折して小林病院の前で一旦停止。
ここからが本来の自主経路コース。明治乳業までは直進し、
4つ目の喜沢南1の信号を右折すれば良いのだが、11/23の午後の遅くに仕事帰りに、
このコースを単車で走ってみた様子では、喜沢南1の交差点が判明しづらい。
それだけがこのコースのネックになる。
その点を気を付けながら地図で順路を教官に教えて出発。直進して確か3つ目の信号を越えた時点で、
前の信号が赤なので停車して(ここで右折でないか?)とちょっと迷う。
で周りを見回してやはり右折交差点である事を確信したので、徐に指示器を出すも、
教官にはしっかりバレテいた様で「うんちょっと気付くのが遅かったね」となる。
まあそれでも順調に経路は走って明治乳業着。
時間が相当あるので「西福寺迄行って、もう一つコースを走りますよ」と言われて西福寺迄移動。
移動の途中も大型車の後ろで車間を詰めすぎたりして、注意はされるものの、まずは順調な走りで、
そんな時は教官もヒマなんでしょうな、途中駐車車輌が居る狭い対向道路で、
無理な対向が来た時に「ああいう人は結構普通のオバサンとかが運転してるんですがね」なんて喋り始めてから話が展開し
「キレル中学生」や「ノゾキ校長先生」なんかの話を教官と話してました。(ホンマ世間話やね)
西福寺に到着して、ここから川口駅前リリア迄は何度も走っているので簡単。
その途中でも「物欲に流されてはいけません」と言った話なんかをしながら、リリアに到着。ここから教習所に帰る事になる。
リリアを出て右折し、事務所までは直進。
その最初の交差点で、右折の癖に強引に曲がろうとする車を避けて走ったら「今の運転手の顔見ました?猿に似てましたね、ああいった運転しか出来ないのなら猿ですね」と教官一言。思わず「クスッ」と笑ってしまったが、ホンマ良く喋る教官やなぁ。
コースに戻って「右左折では早めの判断が重要ですから、経路をしっかり憶えておいて下さい。
あと車間は詰めすぎないように、今日はそれだけですね」と言われて教習終了。
次回はいよいよ第四段階見きわめになります。
---次回、12/5連載予定---


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煩悩教習所日記(4段階8時間目98/12/5)
12/1から免許制度が大幅に変わり、現在の4段階制から2段階制になりました。
だから今日は本来ならば新免許制度施行後では第2段階の見きわめとなる訳です。
免許制度の改正施行後初の教習で、そしてこれがホンマの普通免許取得の最後の技能教習にしたいものです。
(希望的観測)
本日の教習は9:00から。
若干早めに教習所に着いた。配車券を機械からプリントアウトした後、
今月初の教習なので、台帳を係員から受け取る。
フムフム確かに2段階になっとるわ。で配車券を再確認、3段階の5時間目位で当った白髪の教官やな。
正直言ってこの教官は相性が悪いので、ちょっと不安。
雨の中、指定された62号車に乗り込む。やがて教官がやってきて駐車場所を移した後、
「今日は見きわめですから、自主経路で小林病院迄行って」と言われ、運転交代して出発。
無難に土手坂を越え、左折して環状道路に入り順調に40Km/Hで走る。
前にバスが走っていたので、若干速度を落とし、バスが左に停まろうとするので、
かなり車間を取って「後ろに止まるか?」と迷っていた所、いきなり補助ブレーキを踏まれる。(
危ないやろこの野郎!)
「あのねえ、バスが止まるんだから右に寄って通過する準備しなさいよ!」といきなり怒られる。
「ハア解りました」「ホントに解ってる?何もしようとしてないじゃない」
「ハア」
「渋滞作りたいの?」
「イエ」と言う会話をしている最中にもバスは発進し、結局その後ろについてノロノロ走る。
途中でバスは左折して行き、只管真っ直ぐ40Km/Hで走る。
途中で駐車車輌を避けながら信号の無い横断歩道があった。
雨なので右側に立っていた歩行者を見つけにくく、気付いた時には、
既に横断歩道に車を半分乗り上げてしまっていたので、そのまま通過。
すると「今、歩行者いたよねぇ」と注意される。(確かに居たよ!スンマセンなぁ)
西川口陸橋前を左折、鬼沢橋を右折、細い30Km/H道路をしばらく走り左折。
小林病院に着くもウチの教習車が先着しておりその後ろに停めろと言われたのだが
距離が少なくやや左を斜めにして停車。
「こんな斜めに停めて、大体曲がった時に前の教習車が見えたでしょ」と言われる。
(教習生は指示通りに停める事と思ってるんや!あんたの指示が遅いんちゃうんか?)と内心うそぶく。
で、ここからは自主経路で明治乳業に行けと言う指示なので、
一応地図を見て(もうコースは憶えているだが)出発しようとすると、
「どういう経路で行くのか教えて下さい」と言われたので
「直進して喜沢南1交差点を右折、川岸交差点を左折し、
(荒川の)土手の所を左折します」と言うと、
「そんな経路を過去に走りましたか?ウチの教習コースでは無いよ」と言われる。
(自主経路やからエエやないけ!先週もこの経路で行ったんじゃ!)と内心思いながら、出発。
出発直後、左側の路地から自転車が出てきて止まったのでちょっと急ブレーキ気味で停車すると
「横断歩道じゃ無いんだし、後ろの原付がぶつかったらどうする?」とまたまた注意。
止まれ言うたり止まるな言うたり、ホンマどれが本当のルールなんでしょうかねぇ。
(横断歩道で歩行者が立っていたら停車は解る。
けど、横断歩道で無い所でも横断しようとする歩行者が居たら停車違うのか。
或いは自転車に乗っているのは「軽車輌」だから通過すれば良いのか?
実情に反した道路交通法規をガンジガラメで遵守させようとするから、
こんな迷いが教習生には生まれる訳でして、もっと道交法も柔軟性が欲しいモノです。)
直進し、喜沢2の交差点を過ぎ、喜沢南1の交差点も見落としそうになりながら
(やはりここの交差点は見極めにくい)も右折してオリンピック通りに出る。
右手にヨークベニマルの店が見えたのでその先の川岸の信号交差点を左折。
荒川の土手迄は直進して土手沿いの道に出る前一旦停止。左右確認の後、
見通しの効かない交差点なので徐行で確認しながら左折と、ここ迄は完璧。
やがて左手に明治乳業の建物が見えた所で、「その先の電柱沿いに停車して」と指示され左に寄って停車。
「じゃあ発進して」と言われそのまま発進。
やがて前方に10トン車が停車している所があり、対向車線は続々対向車が来る。
右指示器を出して、ちょっとハミ出しながら(もしかしてヤバイかな?)と思いながら、
4速で10トン車の側方を30Km/H位で通過しかけた所、「ここは左右の見通しが効かないんだから4速じゃないでしょ」と言われる。
ハアそうですね解ってますがな、けどそうガミガミ言われたら緊張するんですよ、何をやっても怒られたんじゃねぇ、
リズムが狂ってシフトミスもやってまいますわな。
その直後の30Km/Hの所でも4速に入れてしまい、またまた「ここは30キロ道路なんだから、4速でないよね」と言われる始末。
その後はまた環状道路に戻り、結局、所内のコース迄ちょっと早めに帰ってきた。所内?ル廻って時間になって終了。
「駐車車輌の側方通過と横断歩道は確実に注意する事。それだけはしっかりね」と言われて、やっと4段階の最終見きわめも終った。
事務所に帰り、卒検の予約を取ろうとして台帳を見た所、ハンコが何処にも押して無い。
一瞬「やりやがったな、見きわめのハンコ押してくれよ。全く。」と思いながら係員に「ちょっと教えて下さい。
これハンコ押してませんよね」と聞くと、違うページに4段階終了(実際は新2段階終了)の見きわめのハンコが押してある事が発覚。
一瞬「ホッ」とする。
で、12/6の卒検を予約したかったが、「予約が一杯ですね」と成った為、仕方なく「有休」覚悟で12/9の検定に予約を入れた。
これにて規定の技能教習は全て終了。
後は卒業検定を受けるのみになりました。
ここ迄の道のりは只管長かったですが、まあ最後に一発「頑張って」きますわ。
---次回、12/9連載予定---


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煩悩教習所日記(卒業検定98/12/9)
ついにこの日がやってきました。泣いても笑っても卒業検定です。
この日に備え、先週の第4段階見きわめ以降、
まる4日間「願」を掛けて酒を絶っていました。いくら誘われても飲みたい気持ちをぐっと堪えて、
家に帰ると只管自主経路コースを憶えて、教習初期に購入した市販の「虎の巻」で注意する点を頭に叩き込み、
イメージトレーニグの繰り返し。
ただ、お陰ですっかり興奮してしまい、
消灯したのは23:00だったのに今朝の2:00迄、
目が冴えてあまり良く眠れ無かったのは失敗でした。
検定当日の今日は、朝の5:50に目を覚まし、電車に乗って7:30には教習所に到着。
暫く時間があるので待っていると、
第4段階の高速教習で一緒になったキロロに似た女の子がやって来てお互い「今日やったの?」と言う事になる。
やがて集合時間の8:00になり、学科の無い私は殆ど足を運んだ事の無い第二教室に入って説明を受ける。
今日の検定受験者は10名。ATとMTの比率は解らず。
名前と受験番号が呼ばれるのだが、
結局受験番号は最後の10番となる。
次にコースの発表。1番〜5番が全く違うコースのグループで
、6番〜10番迄が指定検定コースの2番と4番。
自主経路検定コースがAとBと言う組み合わせになる。
因みに私は2のBコースで最初は松川外科迄指定コースを走って、
次に戸田市役所前迄自主経路コースで行くと言うもの。
松川外科迄が2Kmで戸田市役所迄が2.5Kmのコースなのだ。
どうやらキロロ似の子は受験番号が6番で同じ2のBコースらしい。
その後検定員の紹介と検定車の配車が有り、検定員は事前説明も受け持った
、私より遥かに若い、水島涼太風の人の良さそうなニイちゃん(昔おかあさんと一緒とかに出てましたよね)、
検定車輌が56号車で9:00丁度にいよいよ卒業検定が始まった。
私は最後の受験生なんで一応見送り、只管順番を待つ。それにしても緊張の為か小便が近い近い。
最初の組が帰って来る1時間弱の間に2回も便所に行く。
やがて最初の組がかなり遅れて帰ってきて、6番の女の子から情報を得る。
女の子曰く「駐車車輌が結構居るけど大丈夫、走り易いよ」との事。その後ヒマなんで、
この子と「横断歩道で待っている人の跨った自転車は軽車輌なのか?」と言った事を延々話して、時間を潰す。
11:00過ぎになって2組目が帰ってきた。漸く私の番だがもうすっかり待ちくたびれた。
検定車の前を安全確認して乗り込む、受験番号を告げ、所持している免許証を預け、ドアロック、
座席合わせ、シートベルト装着、エンジン始動をする。検定員の「じゃあ行きましょう」と言う言葉を合図に、
指示器を出し後方確認しながら発進。まずは環状道路に左折して出る。
環状道路は平日の昼間だからか非常に空いていて、信号の無い交差点に気を付けながら走る。
「じゃあ今から検定開始です」と言うのを合図に、直ぐに4速40Km/Hに速度を上げ、順調に走る。
途中、前方をダンプに遮られるも車間を開け、細めにシフトチェンジしながら駐車車輌を避け順調に走る。
南町の交差点を左折、その次も左折して途中、緩い下り勾配を下がりきった所に有る信号の無い横断歩道では、
アクセルを緩め、左右確認しながら走行、内心(なんや結構順調やんけ)と思いながら、
その先の「喜沢南1」の信号交差点迄来る。検定コースはここを右折。
(以前ここは右折禁止と書いたが、間違いでした)ここで今日最初の関門が来た。
対向車が数珠つなぎになっていた。私は横断歩道に差し掛かる後方から来る自転車に気を取られていた。
すると対向車がいきなり停車しパッシングをして来るでは無いか、
恐らく「検定中」の標識を見てそんなお節介をしたのだろうけど、
このタイミングで行けば、間違いなく交差点の真ん中で自転車保護の為に止まらねばならない。
頭の中では「直進車妨害」になると判断して誘われるままには発進しなかった。
対向のドライバーは「何や譲ってやってるのに」みたいな顔をして通り過ぎていったが、
そんなお節介すな!馬鹿者!!
右折した先が松川外科、左に寄って停車。
ここで一旦下車し、検定員が自主経路の出発点迄、車を移動。
直前の右折の時の事が「円滑な交通の妨げ」に当たるのかどうか不安ではあったが、(内心ここ迄は減点無しや!)と有頂天だった。
再度車に乗り込み、自主経路コースに出発。無茶苦茶空いていて非常に走り易い。
途中でこちらの車線に軽トラ、
対向30m位前にライトバンの駐車車輌がパイロンの様に置かれていたが、
難なくクリアしてR17と交差する1つ目の「本町1」の交差点にて信号停車。信号が変わりR17を横断して戸田方面に向かう。
この時点では、直後に何が起きるかなんて全く予測していなかったのだ。
ここら辺はちょっと道が狭く、信号の無い横断歩道に気を付けながら走る。
対向車線は渋滞で速度を3速30Km/Hに落として走行、やがて案の定、信号の無い交差点が現れ、
対向車線の向こうに「自転車に跨ったオバハン」が居るのが見えた。
(ここは最徐行やろ?)と迷いながらいつでも停車出来る迄速度を落としてクラッチ踏んで、自転車の動きを伺っていたが、
ここで2速に落とすのを忘れていた。対向車が切れ目が無いので(仕方が無い、加速や)と思った瞬間、
エンジンが「ガクッ」(ヤバッ!エンストや)、「ブゥー」とブザー音。
やってしまった、検定中のエンスト!直ぐにニュートラ、エンジン始動、
1速に入れ左右確認して発進するも、内心(これであかんわ!クソッ!)と完全に余裕を失う。
やがて「本町1」の2つ目の交差点が現れ、右折するもこの時点で、完全に「不合格」を覚悟した。
(最後迄諦めんな)と思うものの、その後の1つ目の交差点ではご丁寧に交差点直前に止めた軽四を回避するのに
、中央線を跨ぐ為、直進交差点で右に指示器出し、左に指示器を出しなんてミスをやってしまう。
「市役所前」の交差点を左折して直ぐの所で、
検定員に「この先のあの木の所に停めて下さい」と言われ指示通りに幅寄せして停車。
すぐさま講評が始まる。
「エンストしちゃったねぇ」と言われ、「ハァ情けないです」と答える。
「自転車に乗った人は普通ああいう場面では?」と聞かれ
「停車しなくても良いのですが私は停車の方が良いと思いました」
「本当はそれでも正しいんです、でもあそこでエンストしてでも渡らしておけばもっと良かったね」と言われ、
もう何とも言い様が無い。「他は指示器で迷った所位しか無かったけど、今後は気を付けて下さい」と言われ検定が終った。
検定員がすかさず「特別減点10点」の所以外には、チェックをしていないのが気になったが、、、、。
11:40に事務所に戻り、女の子に「どうでした?」と聞かれ、
「駄目駄目!エンストしてもた!」と一言。
もう完全に不合格を悟った。
しばらくしてこの教習所の所長が直接、検定の結果を発表。順番に名前を発表して行く。
6番の女の子も呼ばれた、結構皆受かってるやんけ。
最後の最後に「○○さん」と呼ばれて一瞬「ウソや?」と思ったけど、返された手帳には
確かに「卒業検定」の「合格」の所に○が入っていた。この時初めて「やった!」と合格の喜びを実感。
結局、何だかんだ言いながら受かってしまいました。
卒業証明書と交付申請用の作成済み書類を受け取った時に初めて今迄の苦労を忘れる事が出来ました。
これまでの間皆さんに「ご声援」頂いて有り難うございました。
漸くこれで、「普通免許資格保持者」になる事が出来ました。
今日は時間が無かった為に、後日また「埼玉県免許センター」に行って初めて普通免許付きに免許内容を書き換えてきて、
初めて「免許所持者」になります。
---次回、最終回連載予定---
 

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煩悩教習所日記(本免許取得/最終回98/12/14)
今日はホンマは仕事の日で、休みも取ってまへん。
朝から地元浦和で光回線の引込工事の立会を終日予定なので、その間に鴻巣に行ってこようと言う魂胆なのです。
朝9:30に○本テレコム○和で待ち合わせ、今日の施工者○電工と軽く打ち合わせ。
その際「私は午後から大宮で用事があるので」(仕事と言わん所がミソやね)とネタ振り。
で午前中の工事が一段落した辺りで、もし何かあれば携帯に電話をくれる様に工事長に言い残して、
12時過ぎにJR中浦和駅から電車に乗った。
鴻巣の免許センターに着いたのが13:00丁度。
まあ人、人、人の波。埼玉県は東西南北に広いのに、
免許センターは何とこの鴻巣一つだけ。
だから秩父の山奥に住んでいる人も、群馬の方が近い熊谷の人も、
千葉県に近い八潮の人も皆この免許センター迄、
はるばる足を運ばねばならぬ訳。
しかも今回の私の様な「種目追加」の人間は、
毎週月〜金の13:00〜13:45の僅かな時間にしか受け付けをしてくれない。
高い県民税を払ってんのに行政サービスは最悪な県やな。
まあ一生住む訳でないからエエけど。
で写真を撮って、印紙を¥2,100-買って、視覚検査の列に並ぶ。
今日は限定解除の試験もやっているらしく行列が長い長い。
こう人が居ると、観察したくなるのが癖なんで、辺りを見回す。
最も目に付くのが「鈍臭そうなオバハン」でこれは「AT普通免」申請やな。
次に目立つのが男も女も茶髪でピアス、ストリート系?
単にダラシナイだけやんけ、のアホ面さげた糞餓鬼共「これは多分普通免」。
で単車乗ってる奴でもご丁寧にチョンマゲみたいに髪を束ねた奴とか(漫画の見過ぎやアホンダラ)、
Gジャンバトル系のやたらそこいらの一般人にメンチ切ってるアホとかが多い。
こいつらが皆「大型二輪」か?世の中外見だけでは判断出来んけど、
やっぱこういうの見ると事故が増えても仕方が無いよな。
で視覚検査の後は試験教室へ。200人位は入れる教室に申請書類の提出順に整理券が配られ、
番号順に座って待つ。
やがて今日の受付が終了したのかほぼ200人位が着席した所で、本日のメインイベント「交通安全協会」の会長登場。
如何にも「元県警熊谷警察署交通課長」から天下ったみたいな恰幅の良い、
けど何処か顔色が土色(恐らく肝臓悪いやろ)のオッサンがご丁寧にマイクを使って
「是非今日は交通安全協会入会費も払ってくれ」みたいな話をする。
興味は無いが、ネタ取りの為に聞いた内容では年会費¥300。今日交付される人は平成13年に書換えが来るまで¥300×3年=¥900。
特典は「ダサイ免許入れ」と「免停にならん様、軽微な違反はSDカード持ってたら見逃しちゃる」みたいな事をホザく。
これって多数の人間を狭い所に拘束して、申請料とは違うのに半ば強制みたいに吹聴してるんちゃうんか?立派な「集団催眠、詐欺商法」やんけ。
でオッサンの話の後、交付手数料代りの印紙の購入。
ご丁寧に印紙売場は「交通安全協会」のオバハンがズラ〜リと並び、印紙料と「安全協会費」を強要する。
ナ〜ンにも考えてなさそうな茶髪の糞餓鬼は日頃突っ張ってる癖して、いそいそといとも簡単に「安全協会費」を払って行く。
アホンダラもっと考えて払え!!
私の番に来てオバハンが当然の如く「¥1,800+¥900の¥2,700ね」と言う。
ワタシャあ¥2,000握り締めて、「これだけしか持ってへんねん」(関西弁)。
オバハン「安全協会費は?」、私「印紙だけでエエわ」。オバハン怪訝な顔して印紙とお釣を渡す。作戦成功。
休憩の後、印紙を貼り付けた交付手数料申込書を持って再度教室へ。
またまた順番に写真を撮りに行き、行列を作る。
今日は立会だけなので、背広姿で写真を撮って(免許取って長いけど、背広姿の写真は初めて)、再度休憩。
で最後に教室に集合後、16:10、無事念願の種類の欄に「普通」と入った免許証を受け取ったのだ。
ここ迄来るのに9月13日から始めて約3ヶ月、いやぁ我ながら苦労しましたわ。(この後は又、浦和に戻って18:10迄仕事をした)
最後に、これ迄応援して下さった方々には本当に感謝致します。
「瞬間沸騰」みたいな性格やのに、良く教官の「イビリ」にも耐え、よくぞここ迄頑張った、と私自身でも何や不思議な気がします。
これからは種別が増えた分、「責任」も重くなるのだと言う事を肝に銘じて安全運転して行きますわ。
(何や交通安全協会長の挨拶みたいやな)
おわり。
**普通免許取得収支決算**
9/13  自動車教習所入所料   ¥91,500-
9/13  自動車教習所技能料  ¥134,400-
9/23  技能料延長(3時限)  ¥12,600-
10/24 修了検定料            ¥5,700-
10/30 仮免許申請料          ¥3,300-
10/30 路上割増料            ¥8,200-
11/21 技能料延長(4時限)  ¥16,800-
12/5  卒業検定料            ¥8,300-
12/5  卒業証明書交付料      ¥2,600-
12/14 試験場交通費          ¥1,300-
12/14 申請手数料            ¥2,100-
12/14 交付手数料            ¥1,800-
----------------------------------------
合計                        ¥288,600-
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